201411 読書記録 | 日々是好日 *3歳娘と過ごす日々*

日々是好日 *3歳娘と過ごす日々*

30代前半、現在専業主婦。2012年結婚、2014年秋不妊治療開始。二年間の治療と流産を経て、体外受精で女の子のママになりました。
様々なことに丁寧に向き合い、記録していきたいです。

季節の読書を楽しもう!ということで、『秋の牢獄』と『十一月の扉』を楽しみました♪

予定が多い月だったから、読書量減るかなーと思ったけど、むしろ増えた!旅行の移動時間や、病院の待ち時間でたくさん読んだからです。特に病院の待ち時間に、本はとってもありがたい存在。今後もいろいろ読みたいな。

12月も予定てんこもりですが、引き続き読書も楽しみます(^^)


2014年11月の読書メーター
読んだ本の数:18冊
読んだページ数:4484ページ
ナイス数:1183ナイス

愚か者、中国をゆく (光文社新書)愚か者、中国をゆく (光文社新書)感想
この本たまらない!なぜなら私も学生時代、シルクロード列車の旅を経験したからです。(しかも著者の別作品に影響を受けて)懐かしくてたまらなくなりました。80年代の中国旅行がこんなに大変だったとは…。文中にもあった通り、中国を見に来たのか切符を買いに来たのかわからない(笑)辛い道のりだっただろうけど、文章がユーモアたっぷりで、笑ってしまいました。新書ですが全く硬くなく、当時の情勢がよくわかります。自分の体力的にも治安的にも、もう一度訪れるのは難しいかな。悲しいけど、こうして本を読んで追体験できて幸せです。
読了日:11月30日 著者:星野博美
想い出あずかります想い出あずかります感想
初めはほんわかファンタジー?と思いながら読み始めましたが、途中から恋愛が出てきたり、友情物語になったり、どんどん話が変わっていきます。一体どこに落ち着くんだろうと、先が見えない展開に夢中になりました。遙斗くんのお母さんが亡くなってしまったのは、さすがにびっくり。悲しすぎる…。ハタチになったらすべて忘れてしまう、子供だけの秘密。思い出をお金に変えるのは賛成できなかったけど、海辺のおもいで質屋という居場所を持つ子供たちが羨ましい。ラストも余韻が残り、素敵な一冊でした。
読了日:11月29日 著者:吉野万理子
3月のライオン 10 (ジェッツコミックス)3月のライオン 10 (ジェッツコミックス)感想
楽しそうに高校生活を送るひなちゃんを見て、私まで嬉しくなる。気の合う友達ができて良かった…。すっかり保護者目線の零くん。ひなちゃんにはありがたい存在だけど、先生の言う通り近くて遠いよ…!でもそんな心配は無用でした。後半でまさかの急展開。どう絡んでくるんだろうと思っていた三姉妹父、予想の斜め上を行く嫌なやつ。そして零くんの爆弾発言!告白通り越してプロポーズ(笑)KYのレベルが高すぎて笑えました。本当にまっすぐでいい子。そのまま大切なものを全力で守って欲しい。父親問題がどうなるのかが心配。目が離せません。
読了日:11月29日 著者:羽海野チカ
みんなの機内食みんなの機内食感想
旅&食好きはたまらない一冊。機内食が苦手な人もいるけど、私は結構好き。飛行機の中で食事することにワクワクします。そりゃあ地上のレストラン等より味は落ちるけど、それもまた一興。普段縁のないビジネスクラスのメニューが垣間見られて、面白かった。ファーストクラスの機内食も気になったけど、掲載がなくて残念でした。そして、特別機内食なるものを初めて知りました。低カロリー、低コレステロール、ベジタリアン用等。事前予約で用意していただけるとか。こんな細かく気配りしてくれているんですね。飛行機に乗りたくなってしまいました!
読了日:11月25日 著者:機内食ドットコムRikiya
風に桜の舞う道で風に桜の舞う道で感想
予備校の寮を舞台にした、受験生たちの青春小説。高3の時浪人が怖かったことを思い出しました。孤独で暗い一年になると思っていたから。結局経験することはなかったのですが、この本の受験生たちは勉強の傍ら、遊んだり飲み会したり、楽しそう(笑)こんな青春もあるんだなぁ。同じ受験という目標に立ち向かう仲間がいるっていいなと思いました。国語講師の徳さんがかっこいい。入寮式のスピーチが素敵すぎます。浪人時代と10年後が交互に描かれるスタイルが面白いですが、話題が盛り込まれすぎて焦点がわかりづらくなってしまったのが少し残念。
読了日:11月23日 著者:竹内真
思い出のマーニー (新潮文庫)思い出のマーニー (新潮文庫)感想
先にジブリ映画を観ていたのでストーリーはわかっていましたが、それでも面白く、一気読みしてしまいました。映画はなんて原作に忠実で、なおかつ美しく仕上げてあるんだろう。まずはそちらに感動。情景を目に浮かべながら読み進めることができました。マーニーの秘密が明かされるラストシーンでは、やっぱり泣きそうに…。結末知っているのに不思議。リンゼイ家がとても魅力的に描かれていたのが印象的。人気作品の映画化は当たり外れあると思うけど、この作品はいい相乗効果が生まれていると思います。映画ももう一度観たいな。
読了日:11月23日 著者:ジョーン・G.ロビンソン
さようなら、私 (幻冬舎文庫)さようなら、私 (幻冬舎文庫)感想
悲しい思いを抱えた女性が、それを乗り越え、新しい自分になるお話。モンゴル、カナダ、日本を舞台に、3つの短編が収録されていました。最初と最後の話は正直あまり好きになれなかったのですが…真ん中のカナダの話がとても良かった。トランクから出てきた手紙にはぐっときました。マサシくんが素敵。こんなパートナーがいれば、過去の苦しみとはきっと決別できる。逃げずに、自分の目で確かめてなくては。モンゴルもカナダも情景の描写が美しく、行ってみたくなりました。
読了日:11月22日 著者:小川糸
迷子の王様: 君たちに明日はない5迷子の王様: 君たちに明日はない5感想
とうとう完結。最後まで全く話の質が落ちず、楽しめました。終わってしまうのが残念。。このシリーズは、今後働き方で迷った時に読み返すバイブルになりそう。真介が結局どうするかは明かされませんでしたが、情に厚くつながりを大切にする彼であれば、波乱万丈ながら面白い人生を歩んでいくんだろうな。仕事や人生に対する考え方は人それぞれで、だからこそ面白いけど、自分の言葉で語れるようでありたいと、そんなことを思いました。借金取りの王子のその後を知れて嬉しかった。奥様含め、相変わらずかっこいい!こんな夫婦を目指したいです。
読了日:11月17日 著者:垣根涼介
ココ・シャネルという生き方 (新人物文庫)ココ・シャネルという生き方 (新人物文庫)感想
初めてココ•シャネルの生い立ちを知りましたが、なんて激動の人生…!幼少期に親に捨てられ、たくさんの男と恋に落ちるけど、ついに一度も結婚することはなかったシャネル。幸せだったのか、それとも孤独だったのか…。激しい性格だっただろうし、誰からも好かれる人間ではなかったと思う。それでも生き方の軸がぶれない彼女はかっこいい。イミテーションパールやショルダーバッグなど、普段身につけているものがたくさんシャネルから生み出されたことを知りました。『規格品の幸せを買うような人生を歩んではいけない』という言葉が印象的。
読了日:11月16日 著者:山口路子
四十九日のレシピのレシピ (一般書)四十九日のレシピのレシピ (一般書)感想
『四十九日のレシピ』に出てくるレシピが一冊の本になりました。初読のとき『レシピ集出して欲しい!』と思ったので、実際に手に取れて嬉しいです。イラストがすごく可愛くて、イメージ通り。出てくる料理もどれも美味しそう。特に豚まん、作ってみたいです。基本的なことが多いので、普段家事をしている人には物足りないと思うけど、一人暮らしや結婚で家を出る女性にプレゼント…なんていいかも(^^)
読了日:11月16日 著者:なかしましほ,七字由布
世界をひとりで歩いてみた――女30にして旅に目覚める世界をひとりで歩いてみた――女30にして旅に目覚める感想
以前テレビ番組で『ネットで知り合った女の子たちと、海外のビールイベントに行きました!』みたいなことを言っていて、興味を持った真鍋さん。初めはビクビクだった一人旅、今では休みが取れたらすぐ航空券を取り、宿は現地で調達してるとか。その行動力すごい!かっこいいな~☆旅日記は等身大で、結構庶民的なのに好感が持てます(笑)きっと気さくで楽しい人なんだろうな(*^^*)一人旅は経験したことないし、ちょっと抵抗もあるけど、何をするのも自由って羨ましい。最近海外に行けていないので、旅立ちたくなってしまいました。
読了日:11月16日 著者:眞鍋かをり
ごはんよければ すべてよしごはんよければ すべてよし感想
とても上品なお料理エッセイ。正直暮らしぶりを真似るには、時間とお金に余裕がないと厳しいのですが…(兼業主婦にはだいぶハードル高いです。。)でもこんな生活、憧れます。旬の食材を探してスーパーをはしごし、だしや調味料にこだわり、休日は旦那様と美味しいものめぐり、たまにはお友達を呼んでホームパーティー。いいなぁ…素敵だな。帰りの遅い旦那様にできたての料理を出すための工夫や、レシピブックの作り方など、参考になるトピックがいくつもありました。一食一食を大切に、丁寧にお料理したいと思わせてくれる作品でした。
読了日:11月14日 著者:宮脇彩
本屋さんのダイアナ本屋さんのダイアナ感想
期待を裏切らず、とても素敵な作品!小学生時代の親友、彩子とダイアナ。進む道が分かれたことにより、一度は疎遠になってしまいます。これはきっと、大人なら誰もが経験していること…。つい自分に重ね合わせてしまいました。最後に引用された村岡花子さんの文章に思わず涙。。先日頂いた言葉で、『良い友人関係とは、長い間会えなくても空白の時間を感じないこと』というのが改めて胸に響きました。ティアラの生き方もカッコいい。赤毛のアンとともに思春期を過ごした身としては、たまらない一冊でした。
読了日:11月13日 著者:柚木麻子
秋の牢獄秋の牢獄感想
今日この本を読んだ方、きっとたくさんいると思う。11月7日という牢獄に閉じ込められてしまった人たちのお話。何度寝て起きても、同じ日が繰り返される。想像するだけで恐ろしいです。表題作の他に、短編が2つ収録されていました。普段少しでも怖そうなものには一切手を出さない小心者なので、読み切れるか不安でしたが、ギリギリ許容範囲内でした。怖いというより不気味。まさに秋のホラー。明日は楽しみにしていた旅行の日。無事に11月8日を迎えられることを祈るばかりです。今年逃した方は、ぜひ来年の11月7日に!
読了日:11月7日 著者:恒川光太郎
海岸通りポストカードカフェ (双葉文庫)海岸通りポストカードカフェ (双葉文庫)感想
カフェも手紙も好きなので、とても楽しく読みました。ポストカードカフェに集まる人たちの、緩やかなつながりが素敵。カフェのコンセプトもとてもいい。この店が本当にあればいいのに。全体的にほんわかした雰囲気ですが、出てくる人たちの抱えているものが意外に重たくてびっくり。学生時代は友達と文通したりしていたけど、メールやらLINEやらSNSやらの登場で、最近はすっかりご無沙汰です。でもやっぱり手紙って素敵。どんなに時代が進んでも、なくならないツールであってほしい。誰かに葉書を書きたくなってしまいました。
読了日:11月7日 著者:吉野万理子
十一月の扉十一月の扉感想
何度も読んでいる大好きな児童書。十一月荘に住む3人の大人たちが皆素敵で、ずっと憧れでした。一番好きなのは苑子さん。今回響いたのは、閑さんの『普通と違うことをやるのは気楽ではないし、相応の覚悟もいる。…でもそれくらいのこととも言える』という言葉でした。この本が出版された15年前は、今より女が一人で生きることが大変だったのかもしれません。それでも自由に楽しく生きている3人を見ていると、それが何なんだろうという気持ちになりました。何度読んでも新しい発見があり、前向きになれる素敵な作品。毎年十一月に読みたいな。
読了日:11月4日 著者:高楼方子
魔女の宅急便  2キキと新しい魔法 (角川文庫)魔女の宅急便 2キキと新しい魔法 (角川文庫)感想
目新しい出来事がないので、少し失速したような感じはしましたが…。相変わらずキキ&ジジのコンビが可愛くて、癒されます。思春期の女の子の気持ちをとても上手に書いていると思う。魔女だって、一人の女の子。たまには明るい色の服を着てみたいと思ったり、とんぼさんが他の女の子とアイスクリーム食べていたら動揺しちゃったり。これからどんどん成長していくんだろうな。キキがどんなレディになるのか、楽しみです。
読了日:11月3日 著者:角野栄子
吉野北高校図書委員会 (MF文庫ダ・ヴィンチ)吉野北高校図書委員会 (MF文庫ダ・ヴィンチ)感想
高校の図書委員会を舞台にした恋愛モノ。登場人物たちが今時の高校生っぽくなく(笑)素直でまっすぐで、好感が持てます。高校生の恋愛、いいなぁ。ひたむきでキラキラしていて、眩しいです。読みながら、昔から本が好きなのに、そういえば図書委員って一度もやったことないなと思いました。せっかくだから経験すれば良かった。そしたらこんな恋にも出会えたかな。(なーんて、実は女子校出身でした!笑)個人的にはあゆみを応援したい。2巻も楽しみです。
読了日:11月3日 著者:山本渚

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