201404読書記録 | 日々是好日 *3歳娘と過ごす日々*

日々是好日 *3歳娘と過ごす日々*

30代前半、現在専業主婦。2012年結婚、2014年秋不妊治療開始。二年間の治療と流産を経て、体外受精で女の子のママになりました。
様々なことに丁寧に向き合い、記録していきたいです。

2014年4月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:4015ページ
ナイス数:438ナイス

白ゆき姫殺人事件 (集英社文庫)白ゆき姫殺人事件 (集英社文庫)感想
きっと再読しないのはわかっているのに、どうしても気になって買ってしまう湊作品。面白くて深夜に一気読みしました!メディアとネットの怖さ。証言者の自分目線な発言から偏った記事が生まれ、ネット上で勝手に炎上していく。現代ならではのこの怖さ。独りよがりな善意を持つ、みのりや麻澄が一番たちが悪いと思ってしまう…。本物さながらの週刊誌記事や、SNS上の書き込みがリアル感を出していました。新しいミステリーの形になりそう!
読了日:4月6日 著者:湊かなえ
55歳からのハローライフ55歳からのハローライフ感想
55歳。さすがに先のことすぎて、どんな生活をしているか想像がつきません。あとがきによると『悠々自適層』『中間層』『困窮層』を想定して書いたそうですが、どんな生活をしていてもそれぞれ悩みはあるんだなと実感しました。歳をとるということは、何かを積み上げていくこと。ぼんやりとでも、今からどんな人生にしたいか考えながら歳を重ね、後悔のない生き方にしたいです。怖いのは孤独ではなく、後悔と共に生きることー。志津子さんの言葉が染みました。
読了日:4月6日 著者:村上龍
前進する日もしない日も (幻冬舎文庫)前進する日もしない日も (幻冬舎文庫)感想
なんにも考えたくない時に購入した本。益田ミリさんの本って、爆笑するほど面白いとか、ためになるわけではないと思う(失礼発言ですみません)でもなんだか読んでしまう。そうそうって思って、くすって笑って、肩の力が抜けるんだよね。きっと優しい人なんだろうな。お友達との遊び方がとても楽しそう!大人の修学旅行は経験ありますが(しおりがあると修学旅行感が倍増)40歳になるときジャスフォー旅行企画したいな☆
読了日:4月8日 著者:益田ミリ
横道世之介横道世之介感想
田舎から出てきた男の子の、大学生活一年間を綴った一冊。何もないところにこれからいろんなものが増えていくんだよ、という言葉が印象的でした。平凡を絵に描いたような世之介。マイペースで不器用で、でもとても優しい。不思議な魅力がありました。世之介の『その後』がわかってからは、途中で挟まれる昔を思い出すシーンが切なくて…。みんなに愛された世之介。いなくなってからも、時々思い出してもらえる存在であれたら幸せだな。
読了日:4月8日 著者:吉田修一
クローバー・レイン (一般書)クローバー・レイン (一般書)感想
毎日毎日本を読んでいるというのに、一冊の作品が世に出るまで、そして世に出てからの苦労について、考えたことがありませんでした。この小説を読んで、手にする一冊一冊が愛しくてたまらなくなりそうです。就活の時、出版社はミーハー心で何社か受け、もちろんお見送り。この本を読んだあとだったら、もう少し粘れたかな。。。大変そうだけど、彰彦がちょっぴり羨ましい。爽やかな恋もあり、深い家族の事情もあり、読み応えがありました。『シロツメクサの頃』を作品にして、ぜひ出版して欲しいです!
読了日:4月10日 著者:大崎梢
晴れときどき涙雨 高田郁のできるまで晴れときどき涙雨 高田郁のできるまで感想
みをつくし料理帖の高田郁さんが書かれたエッセイ集。このお人柄があってこそ、あんな優しい小説が生まれるのだなと、なんだか腑に落ちた気分になりました。暖かい話の中に、子供時代のいじめや震災、ご両親の病気、お仕事での挫折など辛い出来事が散りばめられられていました。まさに晴れときどき涙雨。でも涙雨を無駄にせずまっすぐ向き合ってきた結果、自分を育てる栄養になったんだろうな。涙なしで読めないエピソード満載です。高田さんが書かれていたように、毎日を丁寧に心豊かに生きていきたい。みをつくし料理帖ファンの方、こちらもぜひ!
読了日:4月20日 著者:高田郁
ロード&ゴーロード&ゴー感想
救急車がジャックされるという、今までなかったストーリー。スピード感があり、中盤からほぼ一気読みでした。事件に関わった人たちの職業感がカッコよくて感動!読んでいて気持ちよかったです。そして個人的なことですが…(プライベートで)お世話になっている救急隊員の方がいるので、勝手に重ね合わせてしまい。。葛藤が描かれるシーンでは泣きそうになってしまいました。彼は以前、みんなが思うほど大変な仕事じゃないよ、なんて言ってたけど、やっぱりすごいと思う。尊敬してますよ!救急事情等勉強になることも多く、良い読書でした^_^
読了日:4月20日 著者:日明恩
人生オークション人生オークション感想
読んでから時間が経ちすぎて、感想を忘れてしまった…(´・_・`)とても読みやすい一冊でした。人生に必要なものって意外と少ないんだなーと思った記憶があります。
読了日:4月22日 著者:原田ひ香
正義のセ正義のセ感想
新米検事リリコのお話。一応法学部出身の私には興味のある分野で、楽しく読みました。阿川佐和子さんの、ポップでちょっととぼけた文章が魅力的。全く堅苦しくありません。言い回しやエピソードが少しだけ古くさく感じるのは気になりますが…。今回は導入編でしょうか?印象には残りにくかったのですが、続編で登場人物たちがどう成長していくのか、楽しみです。
読了日:4月22日 著者:阿川佐和子
限界集落株式会社 (小学館文庫)限界集落株式会社 (小学館文庫)感想
限界集落を再生するため、農業をビジネスにしていくお話。限界集落や農業について、知らないことがたくさんあって興味深かったです。リゾート化の話が出たくらいから現実感が薄れ、話もまとまらなくなってきたのが残念。いろいろ詰め込んで、焦点がぶれてしまったように感じました。最後はハッピーエンドで、読後感は○。私たちの生活を支えてくれる一次産業。もっと興味をもたなくてはと思いました。
読了日:4月27日 著者:黒野伸一
ひとりたび2年生ひとりたび2年生感想
たかぎなおこさんの一人旅、レベルアップしてますね!どの旅もとても魅力的で、今すぐどこかに出かけたくなりました。特に惹かれたのは石垣島14日プラン。ウィークリーマンション借りて自炊して、たまにそこから離島に行くなんて。素敵すぎる…!会社員にはなかなか難しいプランですが、定年後に夫婦でこんな旅ができたらいいなと夢が膨らみました。大人になるとだんだん少なくなってくる『初めての体験』。意識的に増やしてワクワクしながら生きていきたいな♡3年生は出るのかな?楽しみです(*^^*)
読了日:4月27日 著者:たかぎなおこ
ソロモンの偽証 第I部 事件ソロモンの偽証 第I部 事件感想
これで3分の1だなんて考えられない分厚さ。読み切れるか心配でしたが、ページをめくり出したらあっと言う間でした。大軸はシンプルなのに、目線がどんどん変わるので進むほど新たな発見があり、全く飽きません。どこかゆがんだ登場人物が多く、読むのが辛い部分もありましたが、その分涼子のまっすぐな姿勢に救われました。たくさんある伏線がどうまとまるのか、涼子たちがどんな学校内裁判をするのか、第二部が待ちきれません!
読了日:4月30日 著者:宮部みゆき

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