先日見てきました。

 



最初はコメディなのかな、と思ってたけどなかなかどうして、今の社会にピリリと刺さる、結構真面目なテーマが隠されてました。
キャスト的にあの人とかあの人とか(笑)大河ドラマ好きには絶対刺さると思います。
特に最後の徳川総理の演説は涙ものです。
この夏、是非どうぞ。


さて現在この国は民主制なわけで昔のように殿様とかはいないので、正直君主制ってのがどんなもんかピンときませんね。
私、学生時代は世界史選択してたんですけど、まぁ王様やら皇帝の名前がぽんぽん出てきて、覚えるの大変でした。

好きだったけどね。
そんな私が皇帝やら王様やらがやたら出てくるタロットを手にしているのはどういう因果でしょうな。

はいでは皇帝。
どん


男性性、権力、行動力、情熱、野心などを表します。

「女帝」の配偶者という説もありますけど、夫婦仲大丈夫か?なんか正反対な夫婦に見えるけど(笑)。
私的に、なんていうか若い時分はイケイケGoGo俺様が天下様、みたいな勢いで玉座を手に入れたんじゃないかな、って印象を持ってたりします。
今は年取ってちょっと分別ついて「ワシ皇帝なんで、よろ」ってオーラだけで辺りを圧倒できるようになったけど、なんかあったら腰を上げてやってもいいぜ、ただし 

 

わ か っ て ん だ ろ な ??

 

ぐらいは言いそうだなぁ。

こういう絶対君主制のいいところはトップダウン式で命令がいくから初動が早いこと、ってものの本で見た気がしますけど、緊急で対策をとらなきゃいけない場合は確かに有効だな、と一理ある気がしますね。
ただし被支配層は文句言えない。いわば「生殺与奪の権を他人に握らせ」てる状態なわけです。

(櫻井某氏の声が脳裏を掠める)
今回の映画でもそこらへんのメリット、デメリットは考えさせられました。
ちな、現在王政をとってる国の多くは立憲君主制ですけど、アラブ諸国の中にはいくつか王様が絶対、みたいなとこがあるみたいですね。

(「エイリアン通り」のシャールくんの国はどうなんだろうか)

まぁそんな感じで「社会的地位、権力」の象徴みたいな「皇帝」に対し、コートカードのキング達はなんかもうちょい身近というか、基本的に上司とかお父さんみたいな近くにいる年上の男性の象徴ですね。
イケイケのワンド、思慮深いソード、優しいカップ、太っ腹ペンタクル、ってとこですか。
そういえば以前小アルカナはトランプの基になったということを書いたかと思いますが、映画にもトランプに関する話出てきます。この辺のこと知ってると、ちょっと先の展開について推理ができて楽しいかもです。

 


夏休み真っ盛り、子ども達とのバトルに早くもお疲れのお母さんも、たまには映画館で一息ついてはいかが?
(そういや先日の映画館も子ども連れが多かったけど、お目当てはなんだ?ミニオンか?デッドプールじゃないよなww)