ファシリテータ―&教育コンサルタントのみきてぃです。
明日の天童市長選挙の投票を前にこの記事をだすのもどうかと思いながら、
どちらの候補も給食費の完全無償化を公約に挙げているので・・・
また、以前中学校の無償化の際もFBに投稿した経緯
給食主任としての経験もあり完全無償化についての
いち市民の意見として残しておこうと思います。
まず個人的に完全無償化は必要ないと思っている一人です。
ただ完全無償化にするのであれば、
現在中学生の無償化において
市外の中学に通学する生徒は申請すれば相当金額の補助が受けられるようになっている制度を
不登校の生徒にも適応してほしい。
不登校の児童生徒は
学校に行かないことでそういった制度にあてはまらず、保護者はお金以上の悔しい思いをしています。
その部分を解消する支援策を出してほしい。
また
現職時代給食主任をしていた経験から
給食費を10円上げることにも何度も何度も会議を重ねました
給食センターは予算のなかでやりくりをして
栄養バランス
地産地消
季節の旬
そしてイベント献立
など工夫して献立を立てています。
年に数回、給食主任はその献立委員会でさらに検討を重ねています。
天童市は地産地消を推進し、ALL天童の日もあるくらいです。
加えて
先生は子どもたちの食の量にかかわらず一律の量でくる給食の残菜を少なくすることに
労力を使います。
また、子どもたちは短い時間で給食を完食しなければならず、
時間内で食べることが一苦労のお子さんもいます。
小食のお子さんは量の調整も大変です。
さて
そんな中
給食の品数が増えたら何が起こるか・・
① 給食センターの生産機能
調理のための機材、搬送のための食缶などの補充と収納などの予算がかかります
② 小食のお子さんにとっての食べられない、時間が足りないにより給食時間の圧迫感
本来楽しく食べる昼食であるはずが・・・・
給食が嫌いで不登校になるお子さんも出るかもしれません(かもです)
③ 給食当番(学校の)の分担増(配膳に時間)
④ 栄養バランスの調整
⑤ 給食ストップの事務
現在、長期間休みになるときは給食をストップすることがあります。
学級閉鎖、学校閉鎖などもそうです。その場合給食費の調整が入ります。集金しているからです。
しかし、無償化になり返金の必要がなくなった場合、そういった部分をどうするか。
現在行っている中学校の事例が適応されていくのだろうと思いますが・・・。
不登校のお子さん。4月まで給食をストップしていました。でも無償化になるから、ストップしなくてもいいのではと学校からいわれたそうです。さてこの子に本来支援される食費はどこに??
こういった案件が起こってくるのではないでしょうか。残菜が増えることはフードロス問題にもなりますが、なによりその子にかかる支援は全く届かない現象が起こります。
さらに完全無償化においては先にあげたような問題が起こります。
食事の量は大人であっても少食の人、たくさん食べる人、味の好み、好き嫌いなどそれぞれです。
発達に合わせた分量と栄養を計算されたものが給食ですが、残菜が出ないように先生方は必至で子どもたちにお代わりをすすめたりします。
上記の②と③に関しては余談的なものではありますが、
何にせよ、
なんでも無償化にすることのデメリットももっと吟味し、
子育てに対するよりよい支援を検討してほしいと
明日誕生する新市長には期待するところです。
2024年11月29日の給食。給食センターのFBより借用しました
ご飯の量、おかず、お汁の量は実際はもっとあるはず・・・
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