おはようございます

ファシリテータ―&教育コンサルタントのみきてぃです

 

昨日はNPO法人クローバーの会@山形主催の講演会

「こどもがまんなかの学びとは」

~増え続ける不登校の本質をとらえなおす~

 

こどもの育ちと学び研究所代表

長野県山ノ内町教育長

 武内延彦氏

 

不登校を子どもの人権でとらえなおす

 

そもそも人権ベースで考えていったら「不登校」という概念がなくなると思っている私

沢山の方の引用を交えた話はとても納得のいくものであり、同時に本当に大事なことと感じた

 

例えば

「不登校は、大人からは問題の始まりのように見えるが子ども本人にとっては最終段階」(本田秀夫)

「子供時代にやっておかなければならないことを全部済ませてから出ないとしっかりした大人になることはできない」(阿久悠)

「子どもなんてひとからげにはできない。大人だって大人どもなんて言われたらいやでしょ」(高見のっぽ)

「かぼちゃのたねからきゅうりはできない」(萩原・ナバ・裕作)

などなど・・・

 

そうだよなあ・・・

と思うと同時に、

こういった考えが世の中に浸透していたら先日来話題になっている東近江市長の発言は出てこないし、

不登校というくくり方もないよな・・・・

 

【こども基本法】

2023年4月に制定された。しかし世の中的に理解されていないことや、

子ども会議がイベント会議になっている

 

 

そして教育委員会が属する文部科学省と違うとなると学校現場に折りてくるにはとても時間がかかることも理解できる。

 

教育機会均等法や子ども権利条約など

恥ずかしながら退職してから知ったくらい学校現場では取り上げられない。

しかしながら、この子ども基本法の法的位置づけを考えると

学校もこの法律に準じて変わっていかなければならなくなるだろう。

 

【これからの学び】

遊園地型の教育から原っぱ型の教育へ(鷲田清一)

こどもは一枚の風呂敷(長田徹)

 

幼少期に人生の根っこを育むことが大事であり、

その土壌を豊かに耕すことが必要

しっかりとした根っこがはれれば、あとはぐんぐん伸び枝葉を広げていける。

 

【不登校をこども基本法でとらえなおす】

学校教育は学校で学ぶことを前提にしています

「不登校0

顔だけ出しても登校だから

その登校日数に何の意味がありますか」

という武内先生の言葉。

この登校日数に縛られている保護者がいかに多いか。

 

子どもと大人が信頼し合う関係を構築する

教師もこどもも幸せを感じる学校をつくる

 

言うは易く行うは難し

※ここについてはまた別の機会に

 

講演後の情報交換会においては保護者の方の苦しい胸の内もお互いに語る時間も。

でもここでこうやって話せる、そもそもこの場に来れること自体

難しい方もいる。

そんな声を聞く場に教育関係者が残っていなかったのは本当に残念。

 

 

 

対立ではなく

共に

 

そんな社会を目指したいですね。