おはようございます

ファシリテーター&教育コンサルタントのみきてぃです

 

ここ数日特別支援にかかわる話をしています。

教員30年で忘れられない悲しかった出来事があります。

もしかしたらくやしいという感情の方が適切かもしれません

 

授業がおわり、子どもたちが下校した後職員室に戻ったら

「工藤先生、〇〇さんに何回暴力ふるわれましたか?」

「?????」

 

たしかに、気に入らないと暴力で解決しようとするところはあります。

でもそれは自分のわがままを通すとかでなく

感情をどうコントロールしていいのか

言いたいことを受け止めてもらえない怒り

なんですよね・・・。

 

よく遅刻してくる〇〇さん。

兄弟も同じです

 

やっとのことで登校。

表情をみると不機嫌そのもの

「おはよう」

と声をかけても

返ってくることは少ないです。

 

そのことを

「あいさつは」

と強要され、切れる

 

確かに

暴力はNGです。命身体の危険にかかわります

 

実際、止めに入った先生のメガネが壊れたり、顔面にパンチをうけたり

そういうことがあり、「暴力の回数」→委員会などへ報告

という流れになったことも理解できます

 

私が悲しかったのは

「暴力の回数」

と表現されたことなのです。

手を出さした子どもが悪い

 

その前に

不適切な言葉を、対応をした教員はどうなのだろう

そんな理不尽な思いをかかえ

 

なにをもって暴力と判断するか、おそらく私は基準が違うと思うのですが

感情をうまく伝えられず暴れられたことはありますが暴力をふるわれたことはありません

 

こんな答えをしました。

 

今は川上先生の「教育マルトリートメント」や武田信子先生の「やりすぎ教育」

 

 

などで

不適切なかかわりなどだいぶ考えられるようになってきました。

 

不適切なかかわりで発達障害を作っているかもしれない。

職員室に戻ってきた先生が

「彼らがいないと授業はかどっていいわ」

「もうあいつは・・・」

などという言葉を聞くと、先生も一生懸命やっているけど歯車があっていないことにどうやったら気づいていくのだろう

と感じたこともありました。

 

そういう私も無理やり歯車をかみ合わせようとマルトリートメントといわれる言動をしてきたことは否定しないし

反省すべき点。

 

 

30人ちかい子どもたちと一緒に過ごす先生たち。本当に一生懸命。

 

子どもたちとの歯車がうまくかみ合いますように・・・

 

2020年11月。最後の教え子たちと見た飛行機雲の交差点

空の切れ目でそのおくには宇宙がある

そんな素敵な言葉にうれしくなった瞬間でした