【あそびの生まれる場所】

著   西川正
発行所 ころから

発行日 2017.3.30



その本の一番の思いでは仲間内のブックトークに著者の西川さんが参加してくださったこと。

西川さんは特にあーだこーだ裏話をするわけでなく、にこにこほほえみながら
わいのわいの言ってるわたしたちの話を聞いていて
ときどき
宝物のような話をなげてくる
そのゼツミョウなタイミングがなんとも言えなかった。

そして肝心の本の内容だけど、あのころの仲間がこの本を選んだのはとても納得。

このブログは書評でも、あらすじでもなく、私の思いでとリンクさせているだけなので、本の詳細についてはもちろんふれない。それがはがゆい人もいるだろうけど、書評や本の解説なら他の人に任せたい。

とはいえ。。、
この本のしょっぱな
「なにかあったらこまるんで。。。」
のフレーズにガツンときたわけです。このマインドのなかでさまざまな予報線をはり、ルールができていく。

そしていつしかこどもたちは
遊びの中ですら
「○○していいですか」
と聞く。

教員時代。よく聞いたのは
「先生 トイレ行っていいですか」苦笑
たしかに授業中、好き勝手にトイレに行かれては。。。なのだろうけど。

「え?先生決めていいの?」
と問い返すと沈黙し
「トイレ行ってきます」
と言い直す。そもそも断らなくていいんじゃない??と思うのだが。。。

その話をすると、はなしはずれるのでやめておくけど。
ここにでてくる風景は子供の頃を思い出す。ノスタルジーに浸るとかでなく、今そういう人との関係性が本当に必要なんだなと。

場作りをする中でまた手に取った一冊。