文庫本 海賊と呼ばれた男 上下巻 百田尚樹
面白くて、これまで2度ほど読み返してしまった。
出光の創成の物語。
百田尚樹氏は書き始める前に念入りな下調べをするらしいから、ほぼ内容に間違いない。観音様のように主人公を描いていてちょっと持ち上げ過ぎな気もするが、そこは小説だから仕方がないか。
男ばかりが活躍する(女性の登場が非常に少ない)小説だが、女性に人気の小説らしい。薄っぺらい恋愛小説が多数出ている昨今、こんな小説が女性に受け入れられているってのはなんか嬉しい。
内容は言うまでもなく、とにかく読んでみれば判る。
ただ、上巻の表紙。この写真は若い復員兵らしいが、小説だとこの時期に主人公国岡は還暦を迎え、尚且つ兵隊ではなかった。しかも高級車オペルに乗って疎開先から東京に戻っている。
雰囲気を出すための表紙写真なんだろうけど、ちょっとやり過ぎかな。
それに還暦を迎えて五歳の娘がいるって、精力あり過ぎ。その娘は恥掻きっ子って苛められなかっただろうかと妙な心配をしてしまった。
