秘匿捜査官シリーズ2作目。1作目と比べてとても出来が良い。正直面白かった。
ただね、やっぱり前作と同様、表現が甘い。
P279後半
すると香取は私の言葉に少し面食らった様子で、苦笑いを浮かべた。
「な、なんですか、藪から棒に━」(注:香取の言葉)
まぁ、ココだけ抜き出すのもアレだけど、「面食らったと同時に苦笑い」の表現。普通の人間なら同時になんてしない。「面食らった後相手の気持ちに気がついて苦笑い」なのが普通だ。
しかも台詞が「な、なんですか・・・」って語調を強めている。苦笑いしているなら強めの語調じゃなくて、若干緩めの口調になるのが普通だろう。
やってみればいい。笑いながら否定する強い語調なんて出来ない。
不可思議な表現も多いけど、面白いストーリーだ。
容疑者がアレコレ移り変わっていくのは前作同様だが、今回はストーリーに引きを持たせているし、次回作を期待してしまう。
前作のときも書いたが、呉川とか脇役の作り方が甘い部分が直っていないけど、次も読んでみたい小説になったと思う。
