文庫本 妖の華 誉田哲也 | 当方見聞録


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文庫本 妖の華 誉田哲也


今年一発目の本。ていうか、まず読み終えた本。

最初に柴田よしきの本を読んでいたけど、面白くなくて耐えられず、これに切り替えた。

おかげでブログの更新がしばらくなかったです。


「姫川玲子」シリーズの原点といいながら、姫川玲子は出てこない。

出てくるのは関西系・井岡刑事。ドラマで生瀬勝久さんが演じた刑事だ。


姫川シリーズは、ドラマになったストロベリーナイトとソウルケイジの2冊しか読んでいない。どっちも面白いけどどちらかといえばソウルケイジのほうが面白い。


で、この本。吸血鬼が出てくる伝奇物。正直肌に合わない小説。面白くはあったけど、刑事モノじゃない。

吸血鬼を倒すには2箇所同時に攻撃すること。じゃあダイナマイトで爆破したら? 機関銃で撃ったら?

疑問は尽きない。でっかい穴が開いた小説。

後半に出てきた散弾銃だって、着弾のときは同時じゃないし。

最後の車での自爆のために、ダイナマイトとかの話を避けていたのなら、我慢は出来るけど・・・。


初期作品だけに、話が乱雑。

この小説の登場人物のなかでは、「ヨシキ」が一番の成長なんだけど、話が乱雑すぎてその成長過程がわからない。ま、脇役だから仕方がないのかもしれないが。

もっと話をぎゅっと締めたほうが良かったのかもしれない。

姫川シリーズの原点とかじゃなくて、吸血鬼対極道だけに的を絞ったほうが良い。下手に警察を絡めたから残念な小説になってしまった。


猟奇・伝奇ものにしたほうが良かった作品。