文庫本 38口径の告発 今野敏 | 当方見聞録


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文庫本 38口径の告発 今野敏


15年前の作品。ノベルズから一度文庫化されたけど、出版社を変えて再文庫化。


正直、何を表現したくて書いたのか判らない作品。小説ってのはどこかに作者のメッセージが出るものだけど、これはさっぱり。

エンターテイメントっぽいものを書いてみました的な作品。


表現方法が甘いのか、医師と看護婦との愛情が薄いし、警戒する割りに事件が周囲に飛び火しない。それにヤクザとグァムの銃砲店との関係性が描ききれていないから、深みがない。


銃弾のやりとりも簡単すぎる。先月読んだ「あぽやん」にでてくるオバケのような手法だってありえるだろう。この辺は取材不足でしかない。


作品自体が古いから、今読むと若干の違和感があるし、まだ作者が老練な表現方法を学んでいない可能性もある。


登場人物に深みがないから、読んでいて面白くない。

読む時間の無駄。