ここ数年、人を育てる志事に携わることが多くなりました。
子育て、子どものサッカークラブでのアシスタントコーチ、ドイツでのウツシ®︎セミナー、安城でのFujibuchiスクール中部校など、ありがたい志事をさせていただいています。
よく言われることですが、
人は育てなくても育つもの。
野原の草木のように、放っておいても育ちます。下手に教え込むくらいなら、放っておいた方がよく育ちます。
私自身を振り返ってみても、
放っておかれた時ほどよく伸びました。
野球では自ら研究しながら、好きなようにバットを振っている時はよく打てました。大人の指導を受け、思うようにバットを振れなくなると打てない、つまらない、自分の意思でやっている氣がしないなど、弊害ばかり出てきました。
安城でのFujibuchiスクール中部校では、まだ2回(全12回)を終えたところですが、短期間でも皆グングン成長しています。正直驚いています。私は時々見本を示し、見守るだけ。あとは各自で氣づき、工夫し、身につけていきます。これからどこまで伸びていくのか、、、制限なく伸びて行かれることでしょう。楽しみでなりません!
ウツシ®︎が極わずかな刺激で能力を向上させるように、
人を育てる際、与える指導、情報、刺激は少ないほど人はよく育ちます。
(指導、情報、刺激の量は少なく、その質は高い必要があります。)
現代でもスポーツ現場や親子関係でありがちなのが、
「言われた通りにしなさい」、
「これが正しいやり方ですよ」、
「コラーッ!」
などの指導過多、情報過多、刺激過多。
水不足の時、作物が自ら地中に深く根を伸ばして水を求めるように、
人は何かが足りなければ、自らそれを求めて動きます。
自力を高め、自ら成長するのです。
それが快感でもあります!
親やコーチ、指導的立場の人、
近づき過ぎ、助け過ぎ、喋り過ぎていませんか?
人が自ら能力を伸ばす邪魔をしないこと。
本当に必要な時に、
最少で最良質の情報を与えられるかどうか。
人を育てる立場の腕の見せどころかなと、
自らに言い聞かせています^^;