朝晩の冷え込みがきつくなってきたこの時期。体調管理が難しく、風邪をこじらせている人が多いようです
風邪をひいたときに、高熱が出ます。ここで、みなさんに考えていただきたいのは、
「高熱は異常なことなのか?」ということです。世間一般では、高熱はカラダの異常と考え、ただちに熱を下げなきゃと言われます。
しかし、本当は「カラダが正常だから、高熱が出る」のです。
なぜなら、体に侵入したばい菌やウィルスは熱に弱く、カラダは高熱を出して、それらをやっつけているからです。
つい先日、こんな方がみえました。
30代の女性で、10月下旬の急に寒くなった日に、風邪をひいてしまい熱が出ました。解熱剤(熱を下げる薬)を処方されて飲んだら、翌日には熱が下がりました。しかし、1週間くらいたった頃、また熱が出てきてしまいました。その間の1週間は、熱は下がったものの、ずっとカラダはだるく、疲労感を感じていたそうです。
この方は、熱を薬で下げたものの、カラダの中には、熱によって消滅されるはずだったウィルスが潜伏したままだったのです。潜伏したウィルスによって、だるさや疲労感を感じていたのです。
2度目に熱が出た時は、薬は飲まずに(カイロプラクティックのケアを受けて)、安静にしていました。そして、3日間かかって、平熱に戻りました。その後、「ここ数年間で一番カラダが軽く感じる」とおっしゃっていました。
熱はカラダの正常反応。その時はきついですが、それを過ぎれば、カラダはリニューアルされて、ココロもカラダもスッキリします 熱を下げる努力よりも、むしろ熱を上げる手助けをしてあげたいくらいです。