認定社会福祉士に思う | 兵庫の介護施設・福祉施設の労務相談ブログ

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こんにちは、福祉専門社労士の三木です(*^^)v


本日は社会福祉士の認定制度について思う事を書いて

みようと思います。



最近は士業に対する認定とか特定といった制度が

どんどん作られていますね(汗


社会福祉士にも認定制度が準備されているようです。

認定制度について詳しくはこちら→専門社会福祉士認定準備委員会のページ



社会保険労務士にも「特定社会保険労務士」という制度があるのです。

普通の社労士が、定められた研修を修了後、登録する事により

労働局での「あっせん」の代理ができるなど、職務の幅が広がります。


「認定司法書士」制度というのもありますね。

同じように定められた研修を修了する事によって、

簡易裁判所での訴訟代理権(他)が付与される、といった感じです。


リサーチ不足で申し訳ないんですが、他にも

「特定看護士」制度とか「認定介護福祉士」制度なども創設されるようです。



どうしてこのような追加で権限が付与されるような制度が

突然、出来るようになったかは私は理解不足なのですが(*^^)v



法律関係職でいえば、これまで弁護士のみ独占されていた、訴訟代理権

隣接士業である、司法書士に一部制限付きながらも認めた、という点で

画期的な出来事でした。


我々、社労士も司法書士に続いて、労働分野での簡易裁判所における

訴訟代理権(他)獲得に向けて、頑張っている状況、というわけです。



私は「特定」の免許を所持しています。

「特定」の免許を所持しても、すぐに仕事が増えるわけではない、

「あっせん」の代理権など不要、

「労働審判」の代理権までなければあまり意味がない、


等々、いろいろ業界内でも意見がありましたが(汗、

私は迷わず取得しに行きました。


社労士の今後を考えた上で、「特定」資格の取得は必ずプラスになる!

と判断したからです。

個別労使紛争は事実、どんどん増えていっていますし、

社労士が法律紛争に本格的に関与する時代がもうすぐそこまできている、

と実感があります。



話を社会福祉士に戻しますが。


基本、社会福祉士という資格制度は名称独占資格です。

少なくとも私が資格を取得した頃(平成13年)はそうでした。


社会福祉士を取得したからといって、定められた業務があるわけではない、

名称を名乗れるだけ、


そういう事を周りが言っていた記憶があります。


今はどうでしょうか?


成年後見人になれる等、独占業務も生まれています。

医療SWといった職種も確立されました。

社会福祉士でなければ、相談職に就くのはなかなか難しい状況になっています。


社会福祉の分野において、相応の地位を得ていますよね(*^^)v


これって、以前もブログで書きましたが、

10年ちょっとの間で、すごい大きな変化なんですよ。


ずっと、業界で働いておられる方には、ピンとこないかもしれませんが、

私のように、福祉の業界から数年遠ざかっていた者からしたら、


「いつの間に、こんな事になっていたの!?」

って感じです。


そういえば、何年経っても、いくつになっても、福祉の仕事から遠ざかっていても

社会福祉士持ってるだけで、あまり福祉の職場の面接で落とされた記憶がありません。


私の持っている能力云々というより、私の看板「社会福祉士」という名称でまず

評価していただけていたんですね。

今から思えば、本当に有難いことです。



実は、福祉の業界は他からみたら、思いのほか

資格所持者に対する評価が高い、


私見ですが、私はそう思っているんです。



普通の社会福祉士が「認定社会福祉士」になったり、その上で準備されている

「認定上級社会福祉士」

になったからと言って、すぐには独占業務が発生するかどうかはわかりません。


でもね、このような制度が現実に出来てしまうと、

持ってるのが当たり前、持っていないとそれだけでよく知らない人からは

差をつけて評価される。


出世に響くかもしれない、

同じレベルの方同士なら、資格を所持している方を優先させる、


日本人は本当に肩書きに弱い民族なんです(苦笑


社労士で独立するまでに転職を5~6回、

新卒で一般企業 → 福祉職 →独立開業

大きな節目を何度か経験してきた私が思うにそうなんです(笑


働きながら福祉の資格苦労してとったら、福祉の職場に転職できた。

有る日突然、社労士の資格で独立したら「専門家」という肩書を与えられた。



福祉の資格取る前と後で、私の福祉に対する「想い」はそんなにおおきく

変わってはいませんでした。

むしろ、資格取得前の方がボランティア頑張ってました。


社労士で独立する前から、大企業やコンサル会社等でキャリアを積んでいた

わけでもありません。

仕事をしながら仕事を覚えていきました。

キャリアを今重ねています。


肩書だけでは通用しません(*^^)v

充分理解はしているつもりです。



でもですね、入口のところで、肩書などもあると本当に便利なんです(汗

眠い目こすって、勉強したり、

研修行ったりした分の努力は報われるんです。



何が言いたいのか!?


これから、社会福祉士は施設内で管理職を目指す方は認定及び認定上級社会福祉士、

独立を目指す方は独立型社会福祉士に分かれていくと思います。


以前にはない、選択の幅が広がっていくんですね。


独占業務の有る無しなどは、大きな問題ではないのです。


10年経ったら世の中変わってます。

私がまだ福祉の業界にいて、管理職を目指すなら、認定制度が実現すれば

迷わず取得しに行っています。



今、社労士で独立して、社福士で成年後見人の業務を始めようとしています。

先日、後見人への推薦の連絡がきました(まだ無事に受任できるかはこれからですが)


益々、世の中の流れ、制度の流れに自分もしっかりと乗り遅れないように

しなければと考える訳なんです(*^^)v


時代の流れに流されるではなく流れていく、

しっかりと準備して、新たな業務に向かおうと思います。




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