「労働法ほど現実に合わない法律はない」
以前、ある労働法セミナーで講師の方が言っておられましたが。
(大学の労働法の教授だったと思います。)
そのとうりです。実際に社労士として労務の現場に携わっていてよく感じます。
「中小企業の場合、リスク対応をすることがリスクになることも有る」
とある社労士仲間の方からも助言いただきました。(DJヒロ様。いつもコメント有難うございます。)
法律を順守することがかえって権利意識を強くさせる。中小企業の場合、往々にしてそれは有りますね。
(社内アンケートをとる時など要注意ですね。)
労働法の場合どうしても世の中の経済情勢等の影響を強く受けてしまいます。
それは税法等、他の法律でも同じですが特に労働法の場合それを強く感じますね。
何だかんだ言って、現状サービス残業によって日本の経済は支えられている側面が有るわけで。(残念ながら)
中小企業の社長さんに遵法意識の薄い方がいらっしゃるのも、ある意味仕方がない側面も有ります。
(別に違法行為を奨励している訳ではありません。そういう側面もあるかなと、、)
社労士は行政機関ではないので、現実と法律とのバランスを上手くとってやっていくスキルが求められます。
もし突然、行政機関(労働基準監督署等)が態度を変え、規制を強くしたら、、
我々、社労士の需要が増えます(笑)うなぎのぼりです。
行政の動向次第で仕事の多い少ないが決まるのは少し寂しい気がします。
仕事を自分で創造できるようになりたいもんです。
労務問題を処理するだけでなく、企業の業績を上げられる。
そういう社労士を目指したいと思います。
