最近あらためて良い本だなーと思い、読み始めている本ってありませんか?
うちの本棚で一番の代表格がこの本。
「理念経営のすすめ」 田舞徳太郎 著 致知出版社
冒頭から
「切に念うことは必ず遂ぐる也」 道元禅師
「意は諸法に先立つ」 釈尊
等々、いきなり難しめの格言が並ぶのですが。さすがに意味深く勉強になります。
「経営者の四耐」すなわち、「冷」に耐える
「苦」に耐える
「煩」に耐える
「閑」に耐える。
経営者であるならば、色々な苦難に耐え四苦八苦しながら乗り越えていかなければならない。
と書かれていますが。
それでは我々(士業なり、コンサルタントなり)は何に耐えなければいけないのか?
「四耐」すべてではないかもですが、経営者の苦労を一部肩代わりする事だと自分なりに解釈してます。
少しでも自分が動いて経営者の苦労が柔らげばそれでいいのかと。
そのように思います。
他にも、松下幸之助や豊田佐吉のエピソードや理念。成功されている会社の理念がわかりやすく紹介されてます。
「人」を経営の主眼におき、経営理念は「顧客の満足」しかあり得ない。
従業員に理念的インセンティブを与え思想、理念、信念によって引っ張る「ビジョナリー・リーダーシップ」について書かれていますが。
それだけでなく理念を成功させる為に必要な戦略の大切さについても充分に説明されており、自分のような新規開業者が読んでも非常に為になる本でおすすめです。
成功するには理念だけでなく確固たる戦略も重要ですね。
いわゆる理念だけの開業者にならぬ様、気をつけたいと思います。
