『この学校の女は合わない。』
『気軽に話しかけるな。』
などなど、噂されるのが大嫌いなMくんは、いつもそんな事を言って
lalaを追い払っておりました
。
でも、そんなMくんと話す事。そういいながらも強く突き放す事の
出来ない優しく、すぐむきになる性格が堪らなくつぼ
なlala。
そうそう、二年の後半に一年の時になかのよかったクラスの男子達で、
スキー
に行くらしい話しがありました。まぁ泊まりで。
その男子達ともMくん好きとして、普通に話すlalaとしては思わず
『いいなぁ~。』と言うと、『じゃあ来れば?』なんて言ってくれる、
Mくんの周りはlalaに協力的な人ばかりでした。
(もちろん参加となれば女子はlalaだけですけど…。)
反発してるのは当人だけ…
。
今思えば、黙っていけば良かったのかもとも思うけど
ばか正直にMくんにお伺いをたてるlala
。
そんなんで、見事玉砕
。
共通の友人Sが『なんで?
』なんて怒りだしたりして…
。
絶対に近付く事
を許さない、頑固なMくんでした。
まぁでも三年になっても、まだ中学時代の好きなこが
諦めきれないMくん。
ホントにいつもどうにもならないだろうムード満載でした。
それが楽しかったと言えば、そうでもあり・・・・。
出来たら卒業しても変わらず、彼氏じゃなくていいからいつまでも、
友達ではいたいな
。という気持ちが自然と芽生える
訳で。
変に付き合うより(lalaの場合気まずい別れが多いので余計でしたが。)
よっぽど賢い選択
と思えた訳で。
そんなMくん、Mくんの日々は彼にも、答えてあげれないlalaの
気持ちが重いらしく、lalaも思いつめた所で、いいことない気もしました。
受け入れられなくても
、拒否
されるほうが嫌だった訳で・・・。
そんな葛藤のなか、たしか夏休み
。
SがMくんと他二人(いづれも一年の時のクラスメイト。)を連れて、
夜遅く、免許取立てで皆で原付きで遊んでいる延長で、
lalaの実家近くの広場に連れて来てくれました
。
Sとは、Sの好きなこ絡みでよく逆に,lalaと友人(Sの好きなこ)に
混ざって遊ぶことも多く、気軽な関係でした
。
そんなSから、『今Mと遊んでる~。○○にいるよ~。来れば
』の誘い。
家から僅か三分ぐらいの所です
。
『いいの?』
∑(゚Д゚)
と、スキーの苦い思いでから、『帰れ』とか、『オレ、帰る』なんて
言われたら…。と思いつつ…
。
『大丈夫だろ』のSの言葉を信じて、
夏休みで久々に会う為、ドキドキしながら向かうと…
。
びっくりしながらも、 『お~
久しぶり~
』と迎えてくれたMくん。
あれ
( ̄□ ̄;)、以外・・・・。
そんなで突然勝手に合流したlalaにも(まぁ、Sに呼び出された訳ですが。)、
優しく、消してしかとしないMくん。だらだらといろんな事を話す面々。
楽しい
ε=ε=ε= ヾ(*~▽~)ノ。
何より、家の近所にMくんがいることが信じられない((>д<))。
Sに感謝でした。
そうこうするうちに、皆で
急坂を攻めに行こう
(笑)となりました。
既に来る前に、そんな事をして遊んでいたみたいですが…
。
皆自由に走りだすのに比べ、lalaの地元にも関わらず、
1番気にしてくれて、仕舞いには急坂で
『ここは危ないから、先に行っていいよ
。』と
lalaの後ろを
ゆっくりついて来てくれるMくん
。
思いがけず、うれしいlala。
(〃∇〃)デヘ♪♪
ああ~、本当良い夜でした
。
Mくんがイイヤツなのは変えられない事実だなぁ~
と再確認でき、いい夏の思い出となりました
。
こんな関係で満足な気がしてしまったのです
。
でも、なぜか、Mくんとのこれ以上の発展はありえないなぁ~。
ともなんだか悟った訳で・・・
。
そんな訳で、なぜか心おきなく
、多分この日をきっかけに、
当時のlalaはMくん以外にも目を向けるようにしようと考えたのでした
。
今思えば、いらないアガキだったような気もしますけど…
。
約2年近い片思いが、高校卒業しても続くなんて、
考えたくなかった。それ以前に卒業が恐怖
だったような気がする。
だんだん自分の気持ちも自分で重たくなっていたんだと思います。
思ったところで、届かない
。受け入れてくれる隙間がない。
友達としては、認めてくれるMくん。
そんな日々にジレンマを抱えていたのでした。
友達として、受け入れてくれるってことは、
lalaの中の恋愛感情をなくさない限り、卒業しても
そのように(友人として)お付き合いするなんて、難しいと思ったんです。
でも、どんな形であれ、Mくんとの関係は続けたいと思っていたlalaでした。
つづく