みなさん、こんばんわ🌜
今日は障害者雇用で働いている私が、障害者雇用について語りたいと思います😉
これは以前、SNS上の発達障害の診断のある看護師さんのグループに所属していた時に、グループメンバーから依頼を受けて私が書いたものに加筆修正したものです。
話を戻しますと、私が対象としているのは、一般企業の障害者枠で働く障害者雇用についてです。
私のことも書いてありますが、交流目的でSNSを通じてたくさんの障害者と交流した結果、一般就労の障害者雇用の情報がたくさん集まりました。
私以外の障害者雇用で働く人の情報もたくさん書いてあります😄
もしかしたら、これから「障害者雇用を目指されている人がおられるんじゃないかな」と思って、こちらにも投稿させていただきました😄
お役に立てれば幸いです😉
🍀 障害者雇用とは❓
障害者雇用とは、事業主や自治体などが、障害のある人だけの特別な雇用枠「障害者雇用枠」で障害のある人を雇用することです。
障害のある人が障害のない人と同様に就職しようとしても、不利になってしまう場合があります。
そこで、障害のある人が働く機会を得やすくするために設けられているのが障害者雇用枠です。
障害者雇用の対象となるのは原則として、障害者手帳を持っている人です。
従来は身体障害のある人と知的障害のある人に限られていましたが、2018年より精神疾患のある人も対象に加わりました。
🍀 障害者雇用は精神障害者が有利❗
障害者雇用は実は精神障害者が1番有利です。
なぜって、精神障害者は病気のためにメンタルが弱い(当たり前)ですが、調子が良いときは健常者とほぼ変わらないからです。
精神障害者は多くの場合、身体的にも知的にも障害がありません。
(※ 身体・知的障害者が二次障害として精神疾患を発症するケースはあります)
調子が悪くなると、入院して集中的な治療を受ける必要があることもありますが、調子が良いときは健常者とほぼ同じです。
精神障害者は 健常者に戻れる可能性がある(=可逆的) 障害者だと言えます。
身体障害も知的障害も、健常者に戻れる(もしくはなれる)可能性はほとんどありません。
身体障害および知的障害は 不可逆的(元に戻らない) だからです。
調子が良いときの精神障害者は、身体・知的・精神障害者の中で、最も配慮が少なくて済み、雇用主から見ると使いやすいんです。
なので、今は精神障害者が採用されるケースが多くなっています。
🍀 障害者雇用で働く障害者のお給料は所属する会社・組織によってバラバラ
障害者雇用は低賃金のイメージがあります。
しかし、障害者雇用で働く人のお給料は所属する会社・組織によってバラバラです。
障害者雇用で働く障害者が従事している仕事内容は、官公庁・都道府県・市町村の公務員から、一般企業のオフィスワーク、福祉施設で食器洗いのお仕事まで様々です。
どこでどんな仕事についているかで、当然お給料は変わってきます。
私が知っている1番お給料の多い人:年収450万円(一般企業)。
1番低い人は最低賃金で、毎日でなく勤務時間も短い人。
🍀 基本的には最低賃金が多い
障害者雇用は基本的に最低賃金(地域による)です。
障害者雇用でもボーナスをもらっている人ともらっていない人がいます。
🍀 ほとんどはパートタイマーか契約社員
また障害者雇用のうち、求人の75%ぐらいがパートタイマーで、25%ぐらいが契約社員です。
正社員は障害者雇用には非常に少なく、ごくまれにしかありません。
障害者雇用で一般就労している人の場合、正社員になれるのはごく一握りです。
🍀 障害者雇用で正社員になる方法
割合的には少ないですが、最初はパートタイマーや契約社員として入社したが、のちに正社員として雇用された、という人はいます。
私もその1人です。
障害があってそれでも就労を希望している場合は、「正社員を希望しているから、契約社員にはなりたくない」 ではなく、雇用形態にこだわらずにまずは働いてみることが大事 だと思います☝🏻
🍀 可能であればクローズ(健常者雇用)で働いた方がいい❗
経済的な面だけ見ると、障害者雇用は健常者雇用よりもあらゆる意味で劣ってしまいます。
生きていく上でお金はとても大事だと思います。
健常者雇用で就労可能なのであれば、健常者雇用で働いた方がいいと思います❗
ただ、仕事は、生活に必要なお金を手に入れるという観点から、持続可能でなければならないので、健常者雇用で働いても続かないようであれば、障害者雇用の方がいいのではないかと思います😉
🍀 仕事の成果を問われない
健常者の場合、仕事ができないと当然解雇の対象になります。
しかし、障害者雇用の場合は、はじめから障害があり、健常者ほどには仕事ができない人をそうと知りながら雇っているので、仕事の成果を問われないことが多いです。
仕事ができなくても、それを理由に解雇にはなりにくいということですね😉
🍀 責任のある仕事を任せない
障害者雇用は初めから障害がある人をそうと知りながら雇っているので、責任のある仕事は任せません。
障害者雇用で働く障害者は、責任がなく、いつでも休んでよく、代わりのきく仕事を任せられることが多いです。
既存の仕事のうち、簡単なものを任せてくれます。
しかし、障害者に任せられるような仕事がない時は、待機状態になります。
なので、出勤しても月のうち半分は何もすることがない、ということが珍しくありません(私ではないです)。
レベルの高い発達障害者からすると、やりがいがなく、スキルが身につかない反面、とても仕事が楽です。
精神的・時間的にゆとりがあるので、仕事以外でやりたいことがあれば実現可能となります。
💡 精神障害者である私が、正社員として働きながら通信制大学にも通える理由
健常者雇用で働いていた人が障害者雇用で働くと、すごく楽に感じます。
私の場合は、健常者時代の仕事内容は何かとハードで有名な看護師。
障害者雇用の職種は、あまり動かない事務職員だからかもしれません。
✅ 健常者雇用と障害者雇用のエネルギー消耗比(実希調べ)
健常者雇用 : 障害者雇用 = 20 : 1
障害者雇用は健常者雇用のおよそ20分の1の労力で働くことができる ということです❗(実希調べ)
※ 障害者雇用で働く人全員がこうではありません。
🍀 簡単な仕事になる
障害者雇用の仕事内容は簡単な仕事が多いです。
健常者の時はもっと難しい仕事を任せられていたのに、病気やケガで障害者になった後は、同じ仕事なのに仕事内容がごく簡単になった、という人もいます。
会社によっては発達障害者と知的障害者で同じ仕事内容のところもあります。
仕事内容に不満がある人もいれば、そこは割り切って仕事以外の趣味や家庭、他にやりたいことを優先する人もいます。
🍀 辞めさせられない
発達障害者であれば、これまで退職を繰り返してきた人も多いでしょう(※ この文章は元々発達障害者向け)。
自分の意思に反して、無理やり辞めさせられた人もいるはず・・・😢
しかし障害者雇用になると、「障害者=社会的弱者」となり、無理やり退職させられることが難しくなります。
健常者枠では全然仕事が続かなかった人が、障害者雇用になった途端に仕事が継続するようになった人も多いです。
しかし障害者雇用でも無理やり辞めさせられている人もいるので、会社によります。
※ 期間に定めのある契約社員ならば、障害者雇用であっても契約期間終了とともに合理的に退職になることもあります。
💡 障害者雇用のメリット(就労の安定が生活と心の安定をもたらす)
私には統合失調症や発達障害の友達がたくさんいます。
精神障害者の友達を見ていて思うのは、就労が安定している人は生活と心も安定している ということです。
✅ 人生は就労の課題をクリアするまで前に進めないようになっている
障害者に限らず健常者であっても、働くことが苦手で何歳になっても就労が安定しない人がおられます。
そういう方々は、何とか就労を安定させようと必死に努力されています。
そうやって就労に向けて必死な努力を続けられているうちは、当たり前のことですが、それ以外のことになかなか目がいっていません。
結果的に生きること、働くことに必死になってしまい、人生を楽しめていません💧
これでは人生に対する満足度が下がってしまい、生きる意欲が低下するリスクがあります。
なぜこうなっているのかというと、特に男性の場合、人生は就労の課題をクリアするまで、前に進めないようになっている からだと思います。
女性は男性と結婚して養ってもらう人生がまだアリなので、必ずしも就労しなければいけないわけではありません。
✅ 就労が安定している人は人生を楽しめている✨
逆に障害者雇用であっても、就労が安定している人は人生を楽しめています。
このことから、就労の安定は人生を楽しく生きる上で欠かすことのできない重要優先事項 と言えるのです☝🏻
🍀 障害者雇用は天国か・・・というとそうでもない
障害者雇用の待遇は就業先の会社や組織によって千差万別です。
障害者雇用で楽々と働いてたくさんのお給料をもらっている人がいる一方で、最低賃金で大変な仕事を課されている人もいます。
どんな会社や組織に就職するかが運命を左右することになります。
お読みいただき、誠にありがとうございました😊
いかがでしたでしょうか❓
これから障害者雇用を目指すみなさまのお役に立てれば幸いです😉
次回予告
「障害者雇用のケーススタディ ~私の場合~」
2020年7月7日(火)19:00 公開予定公開しました
この記事の続きの投稿はコチラ
➡ 障害者雇用で働く障害者が障害者雇用について語るⅡ(2020年7月7日)
予約投稿してあるから明日も見てね😄👋
本当は今日の記事の最後にくっついてたけど、長くなりすぎたので分割しました😉