マレーシアへ行く機会を得まして、行ってまいりました。
マレーシアは赤道直下に近いはずですので、そのつもりでまいりました。
ところが想像していたのと異なり、外の暑さはさほどでもなく、屋内は冷房がよくきいているので、室内ではむしろ寒いくらいでした。
雨季でもないのに、雷がなって急に雨が降り出したりして、あちらの方も驚いていました。やはり最近の気候は、日本ばかりでなく世界的に変調を来たしているようです。
二代さまは雨男の異名があるほど、何かなさろうとすると雨が降ったものでした。
ふと二代さまがついてきて下さったのかしらと思わせられる旅でした。
マレーシアに行って思いましたのは、華僑の人々が深く根をおろして、しっかり事業を展開して、この国の経済をがっちりと握っていることです。
私たち日本人は、その地に骨を埋めるというよりも、機会があれば、日本に帰りたいということのようですが、華僑の人々はその地に根をおろして、じっくり事業をおこし、立派に成功してその地域の経済を支配するというような意気込みなのに感心しました。それが何世紀にもなっていることのたくましさを感じます。
海外布教にはその地の人になりきるような心意気が必要なのでしょう。