1.最近お聞きした話ですが、ある教会では教会長が「PL処世訓はいらない」と処世訓の額を降ろしてしまったとのこと。「PL信仰生活心得があればそれでよい。これさえ守れば〝PL処世訓〟はいらない」と語ったそうです。
それを聞いた会員さんは、「とんでもない先生だ」と驚いたとのことです。
2.「PL用語辞典」(651頁)に、「PL信仰生活心得」は、「新しい会員が、信仰をすすめてみおしえをいただくようになるまで、とりあえず各種のPL常識を教え、これを守って信仰の本道を身につけさせることを目的とする」とあります。
その要点は、
①昭和33年(1958年)5月29日午前0時30分、二代さまは祖遂断神事を神授かられ、その後の昭和34年(1959年)6月に「PL信仰生活心得」が制定された。
②新しい会員がみおしえをいただくようになるまで、とりあえずのものが「PL信仰生活心得」です。
③ちなみに「PL処世訓」は昭和22年(1947年)9月29日0時から3時半までの間に、二代さまが、みおしえによって神授かられたもので(「PL用語辞典」648頁)、教団の教義は、「PL処世訓21ヶ条を根本とする」のです。(PL教団の「教憲」第7条)
3.とりあえずのものである「PL信仰生活心得」に止まることなく、PLの教えをいただく者は、さらに「PLの教えの根本であるPL処世訓」へと方向性をとらなければなりません。
ちなみに、『PL信仰生活心得』(芸術生活社)には「『祖遂断(おやしきり)』のお徳を頂きたいなら、教えを守ることであり、『PL信仰生活心得』を守ることです。信仰が進みますと、お一人お一人が特別に心掛けていくべきところを〝みおしえ〟によって教えていただけるようになります。それまでは、『PL信仰生活心得』の内容をしっかりと理解し、守っていくことです」とあります。(同書15頁)
4.「PL処世訓」ではなく「PL信仰生活心得」を説く教会長が、PLの教えの教義をどの程度身に付けているのか、付けていないのか、そのレベルが、以上によって自ずとはっきりと分かるのです。