日本母乳の会 離乳食本 内容紹介3 | 子育てはギャンブルかっ!?こそギャン!

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子育てや育児は、一度きり。何を食べさせる?何を習わせる?本当の幸せって?
色々調べて深く考えたり、適当に決めてみたり、正解はない・・・子育てはギャンブルかっ!?と楽しく子育てしてます。

ということで日本母乳の会離乳食本の内容紹介の続きです。

離乳食はどのようにすすめていくのか?

離乳準備食は必要ありません。ガイドからもなくなりました。
離乳の開始はそれまでの赤ちゃんとの日々、日常のふれあいの中で育ってきている
食事への興味から判断します。
「授乳・離乳の支援ガイド」でも離乳準備食は必要がないとされ、
初期、中期、後期という言葉がなくなり
赤ちゃんの様子を見ながら進めることを基本としています。

個々の赤ちゃんの身体的心理的発達は様々です。
離乳食も同じです。
月齢によって赤ちゃんの離乳をすすめるというやり方はしない方がよいと思います。

離乳の準備の進め方
まずはお母さんが食事をするときに赤ちゃんを抱っこして目の前で美味しそうに食べる

つぎに赤ちゃんの表情がいかにも欲しそうな様子に変わってくる。よだれを垂らす子もいる。

これを1か月くらい続けることが母乳育児での基本的な準備。
あかちゃんをじらすような感じだが、1か月するとお座りもでき、手で物を取ろうとする行動でてくるので
食べ物に手をだすようになる。
そうなったら食事の開始。
離乳食の開始は月齢をみるのではなく、赤ちゃんの行動を見るということが基本です。

食べ物の硬さはお母さんの乳首の硬さ
母乳育児で初めて固形食を与える場合の内容は
まず普段からお母さんが食べているものであることが大切。
これは赤ちゃんが見慣れており、嗅ぎ慣れている食事のため。

そして、お母さんが食べているものなら何でもいいわけではなく
噛む力の発達からいくと、かぼちゃの煮つけ、味噌汁の具のじゃがいもなど
舌と上あごで押しつぶせる程度のものが良いでしょう。
決してどろどろにすりつぶし、裏ごししたものではありません。

この硬さは普段赤ちゃんが口にしているお母さんの乳首の硬さに近いものです。

特に薄味にする必要はありません
離乳食は薄味でといわれますが、特に味付けを薄味にする必要はありません。
もし家庭の味が濃いのであれば子供用だけでなく、すべての食事を薄味にして
家族の味を調整すべきです。
味覚の発達は家庭文化の上に成り立っており、離乳食だけ特別に考えることが間違っています。

赤ちゃんの消化能力は育っています
こうした考えで赤ちゃんに食事を与えていくと
実際には「授乳・離乳の支援ガイド」でいう“歯茎でつぶせる硬さ”から始まることになり
1~2か月後には離乳完了食になってしまうことになります。
大人の食べ物とほとんど同じようなものから始まるわけですが、
全く心配ありません。

「離乳・授乳の支援ガイド」では「こどもの成長や発達状況、日々の子供の様子をみながら進めること、
強制しないことに配慮し、生活リズムを身につけ、食べる楽しさを体験していけるよう食べるちからを育むようにしましょう」
と記載されているそうです。
したがって離乳初期、中期、後期などの区分にとらわれず、
赤ちゃんの様子をみながらすすめていくことが大切です。

母乳は欲しがったら飲ませます
離乳食が増えるにしたがって授乳回数を減らすようにという指導がありますが、
赤ちゃんには生き物としての調整能力を基本的に持っているので、
母乳を欲しがれば何回でも授乳してください。

母乳を飲みすぎるから離乳食を食べないのだという指導がありますが、
こどもの発達は様々でお母さんと赤ちゃんの個性のあるカップルを大切にして
焦る必要はありません。
いずれは食べるようになるのは人類の歴史を見れば当たり前ですし、
それは甘やかしでも手抜きでもありません。

大まかに(といっても結構書いちゃいましたが)いうと、こんな感じの内容が記載されています。
このほかにも卒乳に関してとか、
後半はQ&A方式で、疑問に答えてくれているので
非常にわかりやすいです。

母乳の栄養が減らないことも実際実験結果として
表になって載っているし、
母乳だと鉄分不足になるというのも
事実ではない(別に理由があること)が書いてあります。

内容もこうしなさい、このやり方でやりなさいっていうことではなくて、
赤ちゃんにあわせてすすめなさいっていう考え方がとっても素敵だし、
それがすごく自然な感じがします。

何より気に入ったのはいずれ食べるようになるのは人類の歴史を見れば当たり前ってとこ(笑)
ほんとその通りだと思う。

とはいえ、本の中にも書いてある通り、
一般的には離乳食ガイドが出回って、
商業的にもそれにのっかった商品がいっぱいでていて、
その通りに進まないことで焦りを感じてしまうのも事実。
区役所の離乳食指導だって未だにガイドにのっとってるし~。

今回まとめていて、この本の良さを再確認。
私も更に勉強になりました!

こんな嫌がってるのにあげちゃダメなのね~(笑)
photo:01



こういう情報がもっと広く広まればいいのになぁ~と思います。
私も発見するまでに時間かかったし。
とりあえずそんな願いで重要そうな部分だけ内容を載せていますので、
離乳食でお悩みの方、ぜひ参考にしてください。

この本は下記のホームページからメールで注文可能です。
http://www.bonyu.or.jp/index.asp?patten_cd=1&page_no=21
気になった方はぜひ購入して読んでみてくださいね。

ということで今回のこそギャンは「日本母乳の会 離乳食本 内容紹介3」でした!






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