2020年、終了! 長文! | 酒井ミキオオフィシャルブログ「raintree」Powered by Ameba

2020年、終了! 長文!

 2020年が終わろうとしています。本年も誠にありがとうございました。

 

 しかし様々な思いが交差した年になりましたね。僕も色々と深く物事を考えた年になりました。

 

 まあ何にせよ人生は有限なので、2021年もいつも通り大いに楽しく喜びを感じる一年にします。美味しく食べて飲んで笑っていきますよ!

 

 皆さんの応援もあって、番組も引き続き放送されます。来年一発目のベストは織田哲郎さんです。

 

 織田さんとの付き合いも長くなりましたが、経験からくるその言葉にいつもハッとさせられます。本当に素晴らしい大先輩です。1/8、ぜひご覧ください。

 

 

 

 話は変わりますが、昨年夏に残念ながら閉じてしまっていた新宿SACT!が、来年復活します。パチパチ〜!

 

 こちらの会場の鳥羽店長が地元の小中学の後輩ということもあって、深くおつきあいをさせてもらっていました。

 

 自分のライブ、松酒屋、その他で数々の思い出を作ってきた会場が復活するのは、とても嬉しいニュースでした。

 

 話を聞くと、ここまで来るのには紆余曲折があったようです。

 

 オーナーの小野さんの諦めきれない想い、ビル側との折衝、新たな運営会社の登場など、いくつものドラマがあったようなのです。今度深く聞いておきます(笑)。

 

 エンタメ的にはまだまだ厳しい時代ではありますが、新たなる船出をお祝いしたいとの思いで、2/27に松酒屋の総会を催します。

 

 詳細はまた後日に発表しますが、タイトルだけ決めました。

 

 「松酒屋番外編 復活!新宿SACT!〜新たなる旅立ち〜」

 

 配信もやる予定なので、遠方の方はぜひそちらに参加をお願いします。

 

 

 

 2020年で面白い経験をした仕事がありました。中国のV singerライブです。

 

 何処かのタイミングでブログに書こうと思っていたのですが、タイミングを逃していました。

 

 実は2020年は、6月と7月に2本の上海公演が決まっていました。いつもの織田さんたちとのライブの5回目、そして今回の中国V singerとの仕事です。

 

 V singerとは初音ミクに代表されるヴァーチャルシンガーのことです。どうやらV singer、中国で凄まじい人気を誇るらしいのです。

 

 そのライブが上海で行われるということで、僕もとても楽しみにしていました。しかしライブは中止・・・。

 

 それを受けて運営側の判断は配信ライブをするということでした。

 

 収録会場は、なんと横浜アリーナ。夏の2日間、一泊二日で新横浜に行ってきました(笑)。

 

 

 軽く動画。

 

 

 内容はまさに最新型ライブ。V singerがあたかもその場にいるように、コンピューターで制御されたフォノグラムがステージに投影されます。

 

 その動きとシンクする演奏、ダンサー、照明や背景の動きが一体となって一つのステージを作ります。 

 

 時代はここまで来たか!と思いつつ、まだまだ黎明期であることも事実。ここからもっともっと凄まじい時代がやってくることを確信しました。

 

 演奏側は確かに大変でした。まず曲数が30数曲、なお且つかなり難易度の高い楽曲が並ぶ。個人的には普段弾かないフレーズのオンパレード(特に中盤〜後半)。

 

 いや〜、拘束時間が半端なかった。まず、リハはしっかり全曲やる。リハの中でもやり直しはがっつり。

 

 本番は数曲ごとのセクションに分けて収録していくのですが、何か問題があるたびにセクション頭からやり直すのです。

 

 主な問題は照明、背景やV singerの動きでした。いかに技術革新が進んでいても、やはり人間が動かすアナログの部分があります。となるとズレが出るのはしょうがない。

 

 こちらが「やった!今の演奏良かったよね!」と思っても、「はーい、最初からやりまーす!」と天からの声(笑)。気づくと疲労が・・・。

 

 本当は一泊せずにサクッと帰ろうと思っていたのですが、初日を終えた時「こりゃ無理だ」と思いました。

 

 もちろん疲れたのは僕たちだけではありません。ステージから見える錚々たる技術スタッフの皆さんも、相当大変だったと思います。特に判断を下す監督の脳みそは、きっとパンク寸前だったでしょう。

 

 一体何曲演奏したのかわからないくらいの曲数になりました。本番を何回ししたんだろうか・・・(笑)。

 

 そして全ての収録を終えた時の解放感と達成感は半端なかった。怒涛の二日間は本当に貴重な経験でした。

 

 しかし横浜アリーナを2日間借り切って収録するということは、かなりの予算がかかっているはず。もうさすが中国って感じです。

 

 配信のみでペイ出来るのだろうか?と思ってスタッフに聞いたのですが、どうやら100万人が観るとのこと。え?うそーん!!

 

 公表されている人口が約14億。その中の100万人・・・。そう考えるとまだまだ小さい規模なのかもしれませんが、我々からすると凄まじい数字です。日本的に考えると10万人が観るくらいなのかなぁ・・・それでも凄いのに。

 

 戦友達。

 

 

 そのライブの映像がありましたので、こっそり貼っておきます。

 

 こちら

 

 2020年、夏は思い出深い季節となりました。本当は彼の国でやりたかった!

 

 中年になっても初めての経験が出来る喜びを胸に、2021年を迎えようと思います。

 

 良いお年を!!ありがとう!