バービーボーイズ
先日、改修が終わった代々木第一体育館でバービーボーイズの10年ぶり復活ライブを観てきた。一言・・・とても良かった。
80年代の少年少女たちがワンサカと集まり、年齢を考えずに大盛り上がりをしていたよ。
男女ツインヴォーカルの異色バンドだったバービーボーイズ。結局フォロワーバンドも現れず、孤高のオンリーワンの存在になりました。
例えばBoowyのフォロワーバンドがGLAY、REBECCAのフォロワーバンドがジュディマリみたいなわかりやすい系譜が作れない・・・と言うか作りたくても届かないのがバービー。
妙に捻れて浮遊していているオリジナリティーの高い楽曲。かつあの二人のヴォーカルの掛け合いです。すごいよね。
僕が彼らを知ったのは確か1986年。テレビから突然「離れろよ〜!」というシャウトが聴こえてきました。この疾走感と荒削り感がたまらん!(↓)
ありがちなのですが、当時の僕は洋楽かぶれでした。BoowyのファンにJAPANを聴け!と求められてもいないのにカセットテープを貸したりしていました。迷惑だったでしょう(笑)。
例えばこれ(↓)。とってもとっても暗い曲。でも大好き(笑)。
そんな僕がガツンとやられた。あの「離れろよ〜!」というシャウトに。こんなバンド見たことねぇ!
んで数ヶ月後、TVのCMから彼らの演奏が聴こえてきた。うぉ!うぉうおぉ!女ぎつね On The Run!・・・頭から離れん!
ちなみにこのライブ(↑)、多分今回と同じ会場の代々木です。しかも今回、この始まり方でライブが開始されたんだよ〜。5人のシルエットが映し出され、うぉううぉうコーラスです。この88年の映像を観てたからさ・・・やべえ。
4枚目の「Listen!」はかなり聴いたな。1曲目の「はちあわせのメッカ」から「泣いたままでLISTEN TO ME」の流れがくると、高2の秋から冬を思い出す。
アルバムラストソング、つまりB面最後の曲が「ナイーブ」。これを聴き終わった後に何故か切なさが込み上げた17歳の俺(笑)。この思春期感がたまらん。
アルバム「Listen!」はね、ぜひオリジナル音源を聴いてもらいたい。当時のミックスの感じがとっても80'sで良いのです。ドラム、ベース、ギター、サックス、ヴォーカルがくっきりしていて、目の前に迫って来るのです。ドンシャリ〜!
しかし何か1曲を!と言われると・・・「チャンス到来」なのです。10代の男女の心理がありありと迫ってきます。キュンキュンきます。イントロのオーギュメントコードのアルペジオも捻れてていいよね!普通じゃない!
他にも名曲が沢山あるんだよ。ぜひチェックしてみてね!
東京事変がカバーしている動画があるよ。
ということで久々のバービーボーイズ、最高でした。次はアルカナ?・・・期待します。