アクエリオン | 酒井ミキオオフィシャルブログ「raintree」Powered by Ameba

アクエリオン

 6月5日から「Re.アイデンティティーツアー ~天晴一人旅~」開催!
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 「創聖のアクエリオン」という曲を知ってる? 僕が知ったのは数年前。マネージャーがカラオケで歌っていてね、随分と不思議な曲だな・・・と思ったのが最初だ。

 なんせサビの歌詞が「一万年と二千年前から愛してる」だからね。ガンガン盛り上がっているマネージャーには悪いけど、「え?どういうこと!?・・・」と思った(笑)。

 歴史好きな僕。西暦とか数字が来ると、つい反応しちゃう。一万年ということは・・・まだ四大文明も花開いていなくて、人類が小さな小さなコミュニティーを何とか作っていた時代か?・・・とか。まてよ、旧石器時代にあたるな。ということは洞窟暮らしの狩猟生活か?・・・とか。

 なんにせよかなり昔。そんな昔から「愛している」ということは、主人公は人間じゃないな。神の目線か?それとも地球を擬人化して歌っているのか? 作詞した人はどういう視点でこの歌詞を作ったのだ?・・・という妙な方向へ思考が行った記憶がある。

 でね、その後に「一億と二千年後も愛してる」という言葉も来るんだよ! 一億年後に人類は生存しているのか!? と、また思考の旅。

 他にも「僕の地獄に音楽は絶えない」とか、不思議な歌詞が並ぶわけ。まあ、それほどインパクトがあったのです。今までこんな歌詞、見たことない!ってね。

 この前のツアーの昼の部で初めてこの曲を演奏した。大阪昼の部で曲紹介無しでいきなり始めたんだけど、客席が「おお!」とザワついた。まさか僕がこの曲を歌うとは思ってもいなかったみたい。きっとアニメファンにとっては特別な思い入れがあるんだろうな、と感じた。

 練習のとき、Aメロがなかなか体に入ってこなかった。僕の作るメロディーとは違う流れがあるんだ。特に8小節目の「ふたりで聞いた」から次の「失くしたもの」に続くところなんて、歌モノの王道から外れているし。

 Bメロのコード(和音)展開は面白いね。13小節目あたりの「傷つかないで僕の羽根」からサビへ向かう進行は僕にはなかなか想像つかない。イイ感じの転調だよ。

 みんなに支持されている楽曲をカバーするということは、音楽的に僕の世界観が広がることに繋がると思う。発見も多いしね。この企画、今後も続けていきたいな。

 ということでこの曲、次のツアーの昼の部でも披露するかも!?