お見送り  澤"sweets"ミキヒコ君 | 酒井ミキオオフィシャルブログ「raintree」Powered by Ameba

お見送り  澤"sweets"ミキヒコ君

 人生、必ず最後の時が来る。これは誰にも避けられない。その時がいつ来るのか?...それは誰にもわからない。その時を出来るだけ先延ばしにしたいのが人の心というものだ。

 悲しいかな今まで、親や親族、友人知人と多くの人達を見送ってきた。主に自分の上の世代や同世代の人達を。しかし昨日、多分初めてだと思うが、下の世代のミュージシャンを見送ってきた。

 「今夜がおわらない」の編曲で関わった「ふぇのたす」というテクノユニットのドラム(デジタルパーカッション)の澤"sweets"ミキヒコ君が急性心不全で亡くなってしまったのだ。

 彼はまだ24歳だった。メジャーデビューしたばかりで、人生これから!という時期であった。ミュージシャンとしてこれから様々な体験をするはずだったのに、こんな形で終焉を迎えるとは...残念でなりません。

 そして親御さんの気持ちを思うと胸が痛くなります。自分より子供が先立つというのは、断腸の思いでしょう。気丈に弔問客の対応をしていましたが、その心中はお察しいたします。

 彼が僕の部屋に来た時、「ミキオさんの曲を好きで聴いていました!まさか仕事で関われるなんて!」と嬉しそうに話してくれたこと、忘れません。どうか安らかに眠ってください。合掌。