許すことの意味 | 酒井ミキオオフィシャルブログ「raintree」Powered by Ameba

許すことの意味

 去年のワンマンの時、ライブ会場用として作品を作った。その中に「許そう」という曲がある。なんか最近、この曲がグッと来る。どんだけ自分が好きなんだ(笑)!

 主人公は「恨みつらみ」というマイナスの感情に支配されながら毎日を過ごす。誰かを、何かを許すことが出来ずにいる彼は、人生が進んでいない。

 何かをしようとしても、常に頭を覆うネガティブな感情。前に進もうとしてもそれが後ろ髪を引っ張る。ブレーキを踏む。

 この曲は「恨みつらみ」という言葉を使ったけど、他の感情を当てはめてもストーリーは成り立つ。焦燥、恐怖、嫉妬、不満、嫌悪、悲しみ、苦しみ、怒り、空虚・・・。

 でもいかんぞ、これ。短い人生、これに支配されてはもったいない。そういう時期は必ずあると思うけど、なるべく早い段階でそこを卒業しなければ未来への扉は開かない。

 誰かを、何かを許すということは「自分」を許すことに繋がるはず。僕はそんなことを思ってこの曲を作りました。サウンドはちょっとプログレ。間奏のOnコードの流れはとても好きだ。

 後日、某tubeで軽く流しても良いと思ってます。もちろんライブ会場では売ってますよ!サインもします~。3/14の立川アレアレアでの演奏も考えています!

 ということで本日は歌詞を記載。



許そう

悲しき男の物語 人を許せぬまま
恨みつらみを積み重ねて 日々を暮らしてる…

高笑うあいつの顔 思い出してイラつく
いつか足をすくってやると 寝る前、一人の会議

たまにはね、そんな夜があってもいいけどさ
毎日がそんな風じゃ心腐りだすよ
君の大事な時間がもったいないね 気づいて!

どうにもこうも認めらんない過去を許そう
大きくなった怒り妬み逃がしてやろう
だって未来が開かないや そんな場所にいたなら

だから君の人生の主役を君に戻そう
見えなくなってた本当の笑顔に会おう
だって振り返る意味なんてないや 小さなあの日のことを

アルコトナイコト書き込んで ニヤけるイビツな表情
誰かのコメントに喜んだ 小さな世界の住人

年収がどうだとか彼女がどうだとか
飽きもせず可哀相な我が身と比べてる
結局あいつだけに縛られてんだ 気づいて!

どうにもこうも忘れらんない過去を流そう
育ちきった痛み憎み離してやろう
だって色んなチャンスが消えて行くや こんな場所にいたなら

だから君の人生の主役は君だと知ろう
脇道に迷い込んだ“今”を救おう
だって執着する意味なんてないや マイナスの感情に

どうにもこうも認めらんない過去を許そう
大きくなった怒り妬み逃がしてやろう
だって未来が開かないや そんな場所にいたなら

だから君の人生の主役を君に戻そう
見えなくなってた本当の笑顔に会おう
だって振り返る意味なんてないや 小さなあの日のことを

悲しき男の物語 読み終えて思う
恨みつらみを積み重ねた 自分を許そう…