三国志 | 酒井ミキオオフィシャルブログ「raintree」Powered by Ameba

三国志

 ちょっと前から人生で何度目かの三国志を読んでいる。やっぱ面白いわ。エンタメ作品としてかなり高い位置に属する作品だね。

 最初は親戚の家で読んだ横山光輝さんの漫画が出会いだった。その時はちょっと難しかったけど、長じてもう一度読んだんだ。したっけ(北海道弁)ハマった。

 その後、三国志ものの小説を結構読んだ。有名なのは吉川英治さんの作品。今回もそれを読んでいる。

 一応、劉備玄徳を主軸に物語は始まるんだけど、実際登場人物的に思い入れが強くなっていくのは彼ではなかった。一応ライバルとされている曹操や部下の関羽諸葛亮の方に共感していった。

 その他、勇では趙雲張飛呂布許褚馬超太史慈、知では荀彧司馬懿姜維周瑜龐統陸遜などなど、まだまだ沢山いるがキラ星の如く様々な人物が描かれている。

 もちろん光栄のゲーム「三国志」はやった。「信長の野望」と「三国志」はゲームをほとんどしない僕でもかなりやった。徹夜もあったな。

 僕を惹き付ける何かが三国志にはある。戦争、政治、経済、宗教、感情なんでもござれです。僕の大好きな「銀河英雄伝説」も三国志がなければ生まれなかったはずだ。かなり影響を受けていることがわかる。

 ちなみに金城武さんや中村獅童さんが出演した「レッドクリフ」も三国志に有名な赤壁の戦いを描いた作品。壮大なスケールだったよね、これ。

 ということで現時点で半分を読破した。ようやく諸葛亮が劉備の配下に加わった。赤壁まではもうちょっと!そしてまだまだ読みどころが沢山ある。

 特に好きなのは劉備も曹操も亡くなった後だな。諸葛亮が貧しい蜀の国を支えながら、魏への北伐を敢行する長いくだり。諸葛亮、マジで凄いっす。その働きは神ですよ。司馬懿もタジタジです。

 でも結局この三国時代、司馬懿の孫、司馬炎が中国を統一してを作るのです。嗚呼なんということでしょう。なんという無常かな。英雄達の雄叫びが聞こえそうです。

 まず蜀が滅び、魏が滅び、呉が滅ぶ。結局ね、人なんだよね。必ず腐敗が蔓延り国の土台が揺らぎ、下から沸き上がる勢力に取って代わられる。人類はこんな歴史を何度も繰り返してきたんだね。

 僕たちは今の世界を見て、なんとなくこれからもこういうことが続くんじゃないかと思ってしまうけど、実は長い歴史から見ればそれは一部分でしかない。必ず大転換が起きて人類をまた別のステージに上げていく。僕らが生きている時代にそれが起こるかわからないけどね。

 そんなことを三国志から想像するよ。今はITを含めたテクノロジー業界を主軸にそれが起こっているようにも思えるね。音楽業界はその周りをチョロチョロする衛星みたいなものでしょうか...うう。

 皆さんも人生に一度は三国志を読んでみましょう。最初は漫画からどうぞ。その次に小説にいくと登場人物を結構覚えられます。今時だとゲームって手もあるね。ではまた!