スキージャンプはマジで怖いよ | 酒井ミキオオフィシャルブログ「raintree」Powered by Ameba

スキージャンプはマジで怖いよ

 連続のオリンピックネタです。ということで葛西紀明選手、銀メダルおめでとう!! 飛距離ではあなたが勝っていた!僕の中では金メダルです!

 サッカーのカズ選手といい、今回の葛西選手といい、近年は中年スターがドンドン出ているね。これは良きことだよ。若者への刺激にもなるし、競技全体が活性化する(と思う)。

 葛西選手は北海道出身で僕と同世代だから、子供の頃は毎週のようにテレビ放送されていたジャンプを観て育ったんだと思う。北海道ではシーズンになると大倉山宮の森で開催される試合が生中継されていたのですよ。

 当時のスターは八木選手秋元選手。この二人が強すぎて、他の選手は憶えていません。....あれ?秋元さんいつの間にか新党大地の副代表になってる(笑)。

 札幌に行った人ならわかると思うけど、大通り公園から西方面を見ると大倉山のジャンプ台が見えます。結構近くに見えます。あそこで数々のドラマが生まれているのか~と子供ながらに心を躍らせた記憶あり。とはいえ現地には行ったことないんだけどね~(笑)。

 ジャンプ競技をやる者は、必ず恐怖心を乗り越えなければならない。これ、意外と難しいのです。同級生にもジャンプをやっていた奴がいた。その彼が学校帰りにスキージャンプのやり方を教えてくれた。

 ジャングルジムのテッペンから飛ぶんだけど、まず雪面に対して体を平行にしなければならない。これが出来ないんだよ。つい足や手を下にしてしまう。下が雪だから全然痛くないとわかっていても、足や手で体を庇おうとしてしまう。たった1~2メートルレベルでこれだから、俺にしてみりゃ100メートルなんて異次元の話。

 飛ぶといっても実際は落ちているわけで...。しかも固められた雪面が目の前に近づいてくるわけで...。吹雪いてた日にゃあ距離感がつかめないわけで...。白バックに吹雪の白がくると、ホワイトアウト状態だよ。恐怖だよ。誰だよ、この競技を考えたのは!

 着地時、膝にかかる衝撃はいかほどのものだろうか? 葛西選手、きっと通年で膝にダメージが残っているはず。腰もキテるはず。それを補うトレーニング、夢を持続させる精神力がなければあの偉業は達成出来なかったんだろう。僕を含め、中高年、いや若年にも光を与えたね。「まだやれるじゃん!」「諦めなくていいんだ!」と。

 スキー競技は残念ながらヨーロッパ中心で回っている。なのでルール改正も日本人に不利になることが多いんだって(メディア等の情報ですが)。長野オリンピック後のルール改正はそれが顕著に出たとか? でもそれに対応すべく改善に改善を重ねる姿勢に感銘を受ける。

 僕がいる業界も環境の変化が著しい。「昔は良かった」と今の状況を嘆いても何も変わらない。酒飲んで愚痴っても目先のストレス解消にしかならない。「これはこれ、時代なのだ」と素直に受け入れながら、かつそれを楽しみながら人生を進めるのが一番。今回の銀メダルはそういう意味でも時代の象徴となる出来事でした。

 次は団体。やはり金メダルを期待します。アゲていきましょう! 俺はヌクヌクと暖かい部屋の中から応援します(笑)!!







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