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映画映画映画

 今年に入ってかなり映画を観た。時間の合間を見つけてバババっと鑑賞。楽天レンタルの無料クーポンってやつを使って(笑)。何か観なきゃ!ってさせられる。そういう人の心理を上手く活用してるんだよね、アレ。

 まずはジャッキーチェンの「1991~辛亥革命~」。いわゆるジャッキー特有のアクション映画ではない。辛亥革命にスポットをあてた社会派作品。年齢を重ねたジャッキーがこういう渋い演技を魅せるってのはいいね。

 次は「モテキ」。久保ミツロウさん原作。なんだか笑えました。若き青年の心の動きがかつての自分と重なる。演出や構成、音楽も全部含めてハッピーになれる娯楽作品。

 次は「劔岳 点の記」。浅野忠信さん、香川照之さんを筆頭に個性派の演技が光っていた。明治時代の空気感、国防を前提とした地図作り。そこに生きた人間達の熱い繋がりがグッとくる。

 次はウィルスミス終演の「7つの贈り物」。自己犠牲というものをこう描くのか、と考えさせられた。ここまでいかないにせよ、政治家がそういう精神を最後まで持ち続けられたなら世界はグッと良くなるのになぁ…なんてことも思ったりして。

 次は「蒼き狼 地果て海尽きるまで」。反町隆史さんは年齢を重ねて重厚感がましたね。ビーチボーイズが懐かしや(笑)。こちらチンギスハーンの半生を描いた作品。世界に打って出る前のチンギスです。角川のヒット作「レッドクリフ」の後釜という意味では物足りなさも感じるけど、良作だとは思う。

 次は「たそがれ清兵衛」。幕末の小藩に籍を置く貧乏武士が主人公。武士というと戦国時代の荒々しさを思い出すけど、江戸の時代も長くなると基本公務員状態。その貧乏公務員が愛すべき家族と家名を守るため、揺れ動きながらも彼なりの士道を貫く姿に共感。

 次は「ミリオンダラーベイビー」。クリントイーストウッドの作品は重々しく哀しい。不条理や無常というものが一本筋としてある。女性ボクサーと老トレーナーを通して、不器用な我々は迷いながらも自ら選んだ人生を歩くしかない、ということに気づかされる。

 次は「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」。鉄の女と称された女性初の英国首相の人生を振り返る作品。その手腕には賛否両論あるが、改革手腕はその後の政治家に大きな影響を与えたようだ。ヒラリークリントンも意識してる!?

 次は「日輪の遺産」。半沢直樹さんが主演(笑)。とある密命を成し遂げるため、うら若き女子中学生を動員する。しかし最後に訪れるのは…。軍人としての自分と人間としての自分に揺れ動くとある少佐の話。悲劇の時代は繰り返してはいけないね。

 次は「小さな命が呼ぶとき」。実話に基づくヒューマンドラマ。難病の子供二人を抱えた父が主人公。子供を守りたい!という親の情念、執念を描く。様々な問題にぶつかるが、結局人の心を動かすのは想いなんだなぁ。

 次は「孤高のメス」。地域医療の実態の一部がここにはある。全ての医師が高いモチベーションを持っているわけではない。小さなメンツや妬みにまみれた医師もいる。その中で純粋な意志を持って患者に向かう…まさに孤高のメス。自分もこのような医師に出会いたい。

 次は「しあわせの隠れ場所」。こちらも実話を元に描かれた作品。貧しい黒人の少年にと、彼に最高の環境を与え続けた一家の物語。家族側の方々、あまりにも良い人過ぎる気もするなぁ。ストーリー的には何かもう一山が欲しかった。主人公はアメリカンフットボールで名声を得ていくのだが、これはホントに希なパターンだろう。でも良作です。

 次は「運命じゃない人」。実は何も期待していなかったのです(笑)。しかし観てみると展開が面白くて引き込まれた。時系列が行ったり来たりで、しかも登場人物それぞれの視点で描かれているので、なぞ解きをしているような感覚になった。あそこで終わらずに、もっともっと展開して欲しかったな。

 長くなったけど最後にこれ。「バタフライエフェクト」。今回の中では一番引き込まれた。こちらも時系列や展開がなぞ解きのような感覚になる。不思議な能力を持った主人公に起こるミステリアスな物語。人生やり直せるなら…誰もが思うことをやれちゃうのは羨ましい。でも何かが修正されれば何かに悲劇が起こる。完全なる人生なんて無いんだよね。

 わーお、14本も観たのか。昨日、というか今日なんて期日が迫っているから深夜に4本も観ちゃった。楽天レンタルめぇ~(笑)!奴らの術中にはまっているではないか。

 1本1本、クリエーターや俳優達の汗と涙があるんだよね。たった2時間前後の時間を作るのに、とてつもない時間をかけてさ。その背景を知らずに我々は「つまらん!」とバッサリ切ったりもする。しかしそれがエンタメの運命。音楽も一緒。

 ということで浮草産業の僕だけど、ミキオ芯は絶やさずに進みたいと思います。今後もよろしく!


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