Art on Ice | 酒井ミキオオフィシャルブログ「raintree」Powered by Ameba

Art on Ice

 先日、Art on Iceを観に行きました。人生発のフィギュアスケート鑑賞。荒川静香さん、高橋大輔さん、安藤美姫さんなど豪華なメンツが揃ったアイスショーです。

 いや~、実に見事な内容でした。しっかりエンタメしていました。あれは総合芸術と言えるでしょう。スケーターの華麗さ、スピード、アクロバット、ストーリー性、笑いも少々.....。

 そしてそれらをしっかりと演出する音楽と照明。全てが絡まって重なってこその感動です。申し訳ないけど、エンタメ好きな僕としてはオリンピックや世界選手権などよりも全然面白いと感じました(とはいえそれらを生で観たことはありません(笑))。

 やっぱ僕は音楽人なので、藤井フミヤさん、キャサリンジェンキンスさんの歌とのコラボに感銘を受けました。特に日本語の歌とのコラボはいい。スケートで歌詞の世界を表現するってのはいい。今後もドンドンやってもらいたい。インストや他国の歌詞も良いけど、BGMとしてスルーしてしまいがち。でも日本語だとスケーターの踊りに意味を見いだせる。

 で、いつか歌いながら凄い技を連発するスケーターが出て来てもいいのでは?と思っちゃった。例えば未来の安室奈美恵さん的なアーティストがアイスショーでスケートをやるのよ。光GENJI的ではなく安室的ね。どうかね?この案(笑)。

 僕が目を奪われたのは羽生結弦さんの回転ジャンプ。あれは凄いよ。高さ、早さは頭一つ抜きん出てる。失敗もするんだけど、それを恐れずにガンガンやる姿は潔い。怪我をして競技に支障を来すんじゃないか?と思えるほど攻めていました。

 そしてロシアの男女ペアのアクロバットスケートもキテました。天井から吊り下げられた白い布を利用し空中浮遊。あれ、命綱してないよ。観ながら思わず「危ね!」を連発してしまいました。もしかして隣の人、ウザがってたかも(笑)。

 荒川静香さんの華麗なる演技もグッときたな。大技はしませんが、スピードに乗った花のような演技が素晴らしかった。もちろん生イナバウアーも観ましたよ。

 もちろんエースの高橋大輔さん、安藤美姫さんを含め、全てのスケーターが素敵でした。氷上の妖精、人形ですな、まさに。

 しかし足首や膝、腰にかなりの負担がかかるんでしょ?あれって。滑らかな演技の裏では相当な筋トレがなされているわけだ。アスリートって凄いわ。

 そうそう、アイスショーって全体を見渡せる場所から観た方が良いかもしれない。近くだとスケーターの息づかいが聞こえたり表情が見えたり氷を削る音が聞こえるかもしれないけど、逆にそういう情報をカットして映画を観るように鑑賞する方が物語に入っていける気がする。まあ個人的意見ですけど。

 会場を見渡して感じたこと。アイスショーを支えているのは女性でした。パッと見だけど、男女比率は9対1、もしくは8対2。そしてチケットが高いので、それを払える社会人、30代以降がメインでしょうか。

 様々な事情を乗り越えて(これが非常に難しい)チケット代が安くなって今の数倍くらいに興行が出来れば若い子や男性も増えるかも。プロ野球やサッカーとまではいかないけど、もうちょい認知度が上がればいいな。

 ということで、人生初のアイスショーは素晴らしかった!というブログでした~。また明日以降......。