海賊 Caster 作る 〜ラフキャスターシリーズ | mickey-oのギターブログ

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またまた?海賊ギター🎸

以前構想していたモノを形にしていく
ラフキャスターシリーズ

ほぼビルドなので制作とは言えませんが
あったらいいな、ギターを
音中心に組み立ててみて
ビジュアルも
あまり見たことないな
というふうにして
自己満足の世界を広げます
完成図↓


では、スタート↓

今回は、フェルナンデスさんの
80年代?バンドブームの
ホテイさんギターの更に廉価版
Vester べスターだ、です。
ほら見ろ!合板だ(笑)です
ホンモノ合板、コンクリ合板?
建築資材だ(笑)
厚塗り塗装のおかげで
経年してもほぼわかんない合板加減です

よーく見ると、サイドの塗装がバームクーヘン

これから合板ボディは
バームクーヘンボディと呼ぼうね


そして、ネックが
これまたフェルナンデスさんの
TARGET ターゲット
いわゆるHideのモッキンバードもどき
24 フレットのボルトオン
ネックつなぎは
スカーフジョイント
メイプルです
フェルナンデスさんのメイプル
なんかね、いつもいいメイプルで
美味しそうなんですよ
しっとりしてると言うか、
きめが細かい
好きなんです、フェルナンデスさんのメイプルネック
指板はローズウッド
キレイな木目と詰まり具合で
黒塗り塗装していないのが好感持てます
なかなか硬そうで
目指す音にはピッタリかと思てます
そして、
肝心の音を左右するピックアップは

リップスティック の廉価版(笑)
中華リップスティック

ここまで揃えたら

目指すは

アコギのような金属音シャリシャリの

ギタボ向けギター🎸

ダンエレクトロのような

パイレーツ・オブ・カリビアンで
トムウェイツがキャットパワーの歌を
歌うならこのギターか?

と このあたりを目指しています

課題点は
・24フレットによりブリッジ位置が変わる
・裏通し弦なのだが、どうする?
・ブリッジとテールピースどうする?
・ピックアップの位置
・ブランドロゴはそのまま使うか
こんなところかな

■リップスティックピックアップ👄

今日はこのたぶんチャイナな
リップスティックピックアップを分解
中身を確認します
本家ダンエレクトロとの違いは
マウントの金属プレートが真っ直ぐである
ぐらいです、見た目では
底の小ぶりなネジを外し
左右に引張れば開きます
本当にリップスティック
プラスチックのボビン中心に磁石をはさみ
銅線でコイルを巻いている
2芯シールドのシングルコイル
それだけか?と問われると、それだけ
本当にシンプル
その辺のもので作ったように仕上げているのがなかなかスゴイ

よくあるピックアップは固定しているけれど、これは差し込んであるだけ

・・・サイトを見ていると→音がやけに小さいなと思いながら使っていて、横方向の反応がいいのである日分解してみたら、このボビンが横向きだった←と言う話を目にして

一回は確認しておかないと、危ないな⚠
と思いながらの今回の分解です

配線の向きで、ある程度固定されているようなので、なんとなーくで大丈夫と判断

もう一個はボビンが黒い
ボビンの色違いはカバーの穴からも見えた
ほらね

テスターで抵抗値を測ると両方7Ω

白黒で差がありネックやブリッジ専用を期待していたが、そんな芸当はナシ
よって意図不明

導通も確認し、
ある意味 健康診断を終え、安心して続きの作業へと進めます(^^)



Vester maniac TEJ
これがこのボディのありし日の名前

有名人のマネがしたいが金が無い

そんな人たち向けに
落とすところを落とした究極のギター

80年代はバンドブームで
ギターは歪系のちょっと変形タイプ、車はソアラ、そんな時代を思い出させる

マンガ本の広告に、君も今日から〇〇!
1万円以下のアンプ付通販ギターあったなあ
それでもお金が無いから買えなかったし、
だからと言っていかにもチープな雰囲気だったから、安物を買うのもいやだなとも思っていた

当時価格、本家のフェルナンデスTEJが6〜7万円くらいで委託生産品Vester TEJコリア製が2〜3万円・なのに見た目がほとんど一緒なところがすごい

この手のギターは全く興味がなく
触ることも無かったけれど、
見れば見る程よく出来ている

外面(そとづら)が秀逸

ホントにキレイに出来てる→
合板を隠す厚手のポリ塗装、黒塗り

ネックとペグ(GOTOH)もしっかりしているらしい・・・ここにあるのはボディのみだから受け売り

いかにもカスタム風な、
ピックアップ&セレクター

しっかりしたテレキャスターノブ

キレイなバインディング

そして1番のポイントは歪やすいピックアップ
ブラックフルカバータイプ
中はシリコン充填!
ロウでもなく、タコ糸でもなく、
コイルをシリコンで固めてしまえ→
ハウリング無し→歪ませ放題

これは以前持っていたグラスルーツのレスポールモデルや、コリアンエピフォンファイヤーバードのピックアップがこれでした

このピックアップの特徴は
歪系のみ、
いくら歪ませてもハウリング無し
クリーントーンは期待以下
ペンペンペンな音です✨

これは外してリップスティックに変更♡

そして、回路は↓シンプルです
ポットはボリュームがB250k、トーンはA250k
コンデンサーは0.047μF ポリかな?
そして、サビが出てますが
ストリングブッシュはキレイに一直線
加工精度の良さや、部品の規格等は、やはりフェルナンデスの品質管理能力だと思えます

と、本当はフェルナンデスのTEJのボディ(バスウッドらしい)を入手する予定が、
安かったので、それとは分からずこれを入手

手にして、思わず「わぁ合板だ」と言いましたが、そこは今までの経験から、

フニャフニャの柔らかい材はアカンけど、
合板ならカッチリとしている可能性あり
いわゆるコンクリ合板をさらに重ね貼り
つまり、音が硬めに出てくる

イイですよ、合板

ワンピースの板材が最高なんて言いますけど

何を目指すかで価値は変わります

ネックとのジョイント部分が強度的に強く、カッチリしていれば、そしてネックがカッチリしていれば、鳴ります

高音よりのギタボ向きエレキギターには
これはイイんじゃないかと思てます

良くできたジェネリックギター🎸

Cat Power さんのWanderwallのギター音
いや、The Greatest の音♪
あれが出て欲しいなと思てます

で、ピックアップのマウント金具を
キャビティのサイズに曲げて

収まりを確認して、今日のところはオシマイ

次はネック加工して生音確認までいきたいです

■ネック

ネック黒く塗ってからのペグ取付け
ギブソンのちょっとイイやつのマネして
ヘッド裏を黒く塗ってみました

メイプルネックの場合木目がキレイなだけに塗り潰さなくてもいいか、でも裏側が明るい色だとどうも間延びする→ヘッド裏を塗ろう
てな流れなのかギブソン

真偽は分からないけど
塗るとイイですよ

何か分からないけどイイ!と感じる事をするのがイイんじゃないかと思てます
ペグはGROVERのいいのが余ってたので

金色なんですが、まぁ海賊☠だから
金銀財宝あわせて盛りましょう✨✨✨

で、突然完成予定図です↓


比較にメイプル指板の↓




こうやって見ると
メイプルネックは見慣れた感じ

テレキャスターカスタム

やっぱ普通

ターゲットの24Fネックは

何となく海賊☠チックかな
古臭い

ロープとかランプとか似合いそうな

ちょっとゲテモノ胡散臭い

どちらかと云うと下品な方がいいかと

最近のやたら引っ掛かりの無い薄い軽そうな無難な、何か質問したくもならないサラッとし過ぎな無色透明→水?みたいな人物よりツッコミ所満載君の方がコッチも楽しい🎶かと

あー関西風で言うと

えげつない方がいいかと

賛否両論 自分の中で

他人に合わせるより自分の感覚でいってみよ

■生音確認

早く生音聴きたくて、ブリッジ立てました
ブリッジは真鍮棒削り出し
スタッドは3mmステンレスネジ

真っ直ぐ穴開けるのが難しく
工具が揃ってれば楽なんだろうけど
最低限しかないので
そこは手作業、目分量

ネックが24Fの628mm
ミディアムスケール

かなりブリッジ位置が前にきます
628mmの位置に罫書き
1弦側2mm
6弦側6mm延ばしたところにライン
76mm幅で穴あけ
ネジ込んで完成↓
もともと装備の
ハードテイルブリッジは
そのまま使い
裏通し弦のままで〜す
ギターらしくなりました
まずは生音の確認をしないとね

あ、
思っていた音です
中高音よりのアコースティックな
コードジャカジャカ弾ける音

ネックがしっかりしてイイですね

コード弾きが止まらない感じ
かき鳴らす!がぴったりな出来具合

バランス良く鳴りました

あとは、この音が素直にアンプから
出るように電気系配線すればOK♡

あと細かい調整
・ネック角度もう少しとり、ブリッジ上げて、よりアコースティック感出すか
・ピックアップの高さ調整可動域広げるか
・リアピックアップの位置 そのままか、センターよりか、スラントするかしないか
・ナット 水牛角にするか

■あれから細かい調整↓

・ネック角度は十分あったので
・ピックアップの高さ調整できるようにバネ可動にしました
・リアピックアップの位置はやはりブリッジから中心4cmの位置にざぐって変更
なぜなら、ブリッジに近すぎると振動が小さく→音が小さい
思いつきで上手く行くほどギターは余地のあるものではなく、設定はすでに完成されている、セオリーはセオリーとつくづく思います
・ナットは整形し直して磨いて完了
・配線はポット→ジャックの単線をやめてBelden8503の撚り線に

と、いうことでひとまず完成おめでとう目シャンパン
ブリッジとピックアップの位置関係↓
ノブやセレクターは元のモノを使用
ノブはボリュームとトーンは少しだけ直径が違いました
大きい方がボリューム
音には影響ないがプレイヤーには心理的な何かを与えるガイコツ☠も付きました
白黒のBelden撚り線
トラスロッドカバーは
以前作ったユリ型のデコラティブな小物にプラスチックの板を組み合わせたゴツいものが余ってたのでここに落ち着かせました
リアピックアップのざぐり部分は黒く塗ってパッと見わからない感じで、配線も黒く塗って
何でも黒く Paint it black

遠目で見たら黒いので粗も分かりにくく
まあよかったなと
工芸品を作ってるのではないから
という理由
見た目も大事だけど
まずは楽器として鳴らないと

フロントピックアップも高さ調整できるように左右両側をざぐりドライバーが入ってネジ回せるようになりました
この仕様が気に入らなくなり
テレキャスターネックを付け換えたい と
欲求にかられたら
ロングスケールに変更できるようになっています
その時はブラスのブリッジを取り去り、もとのハードテイルブリッジを使います
ネック角度が付いているので駒は高く設定することになります
それがイヤなら逆シム(笑)かます

今の設定でいい音出てますから
変更しなくてよいでしょう

さてさて、出音はどうなった?

リップスティック=イイ音ですね

プリンプリンして濁りがない

ミックスのコンプ感もいいけれど、フロントリアそれぞれの良さがあって
リップスティックピックアップ
これは推しです✨

全体的にジャカジャカ弾くアコースティック感がギターらしいギター🎸

素直な音がするので単音のソロもイケるし
2音3音のハーモニーが粒立ちでよい!

ちょっとリッケンバッカー寄りな気もするがアコースティック感ある音で気に入りました✨これこそ目指した海賊ギター🎸でよいかと
一件落着🌸

そして、

どうも気になるブリッジのスタッド

3mmから4mmステンレスネジに変更!
さらに、サムナットを蝶ナット(ステンレス)にして完成
蝶ナットは短くしないと収まらないのでカットしました
ブリッジが安定し、音が安定しました。
スタッドネジを締めてナットと挟み込むように締め付けると
①・生音が小さくなって、サスティンが伸びる
緩めると
②・生音が大きくなって、アコースティック感が出る
なので、②でセッティングしました
これで、ほんとに完成口笛あぁイイ音

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