White Rollita Caster です
ではご覧ください↓
◆構想
かなり前から、新・ラフキャスターを作る
構想でいましたが。
この白いバスウッドボディを見ていると
黄色いメイプルネックよりローズウッドネックの方がしっくりくるなぁと思いだして。

◆制作スタート
ネックは国産安ギターのネックでした。
結構いいネックで。
フレットの端処理は甘くて痛いけれど、
それはサンディングで整えるとして。
全体的にはキレイな作り。
安いギターなのにキッチリ作るんだなぁ日本て、自作ではなかなか作る気になれないパーツ。
ロゴをサンドペーパーかけて消し
ニスを塗り水研ぎし
周りと同じようにしましたが若干日焼けの色違いになりました。
この上からロゴをデカール貼りしようと思います。

ペグのノブは白パーロイドに変えてます。
フロントのP94風と合わせてます。
わりと主張のあるピックアップです。
ネックジョイントは
アルミの板3mmを切り整形して自作。
材の余りで長めになりましたが、まあいいんじゃないかとそのままに。

パーツの仮組みです。

コントロールプレートとブリッジプレートもアルミ2mmを切って成型。
ビグスビーモドキをつけて仮組み。
ジーッと眺めてると やはり これは
ボディ = 白 WHITE ホワイトですよ!
ホワイト・ロリータ(笑)
ブルボンのお菓子! あの白が透けてビスケット生地が見えるあれ。ほんとはロータリー製法から来る本名ホワイトロータリーだった事が頭をよぎるが、White Rotary???
これはホワイト・ロリータ White Rollita
このロリータは女性の名前であのロリコンのLOLITAとは違います。
では、命名 このテレは
White Rollita Caster
・・・・・
で、部品の穴位置決めて穴あけしときます。

時間と手間考えたら、千石電商で1620円のを買った方がいかもね。
しかし、セレクターのところが切ってないの欲しかったから自作しかないわさ。
ボリューム位置を前に持ってきてるので、リバースしてるのとほぼ同じ操作性かと。
ま、それも慣れたらどこの位置でもいいんだけど。
配線は組み終わったんですが、実際に音出さないとわからない所も多く、音出してからまた考えるとして
まず、楽器つくる基本として
いい音が鳴らないとね
エレクトリックだろうが生音・アコースティック音が良くないと、どれだけいい機材使っても
結果が知れてる
今回もブリッジに工夫をしてみました。
アルミのプレートにアルミ台座のステンレスブリッジを乗せる形でフロント一発テレのフルアコ感を出したいなと思いました。
こちら↓材料です
2mmアルミ板をカットし台座とします。
そこに3mm皿ネジを底から通しナットで固定し、もう一つのナットでブリッジ上下調整可能としました。
ブリッジはスペースコントロールブリッジを真似てステンレスボルトにナットを加工して取り付け。
1と6弦はそのままステンレスボルトに乗る形。
両サイドに穴あけて3mmネジがささる様にしてあります。
ステンレスはドリルで穴あけ大変ね。
セットしてみました。ピタリ。
これは設計に妙があって、ブリッジ下だけだとエアー感が出て、手前側の隅をネジ止めするとサスティーンが良くなるが、面白みがない。
と成ります。
なので、ひずみ系の方はガッチリ固定がオススメで、ビンテージ好きの方は従来型でどうぞ。
テレの薄い鉄のプレートならもっとチャリーんな音になりますね。
私はアルミプレートの音が好きなのでこれでいきます。
実際、穴無しプレートを販売してるのは1社だけだと思います。そこも売れてるのかどうか??誰が買うのか謎ですが(笑)
とにかく、塗装して→磨いて
組み上げ
白トップのテレ ソフトクリームみたい

これがまた
予定通りのフルアコ音
箱ギターのバチバチ音がして
フロント一発なのにボヤけない
爽やかな音!!
でもね、
活きのいい音で狙い通りなんだけど
ブリッジの駒の問題があって
この自作スペースコントロールブリッジ
アイディアは良かったと思うけど
思い通りの加工にはなってなくて
もう、あきらめて3連ブリッジにしようかと
思い始めてます
その3連ブリッジも手作りなんだけど
さてほぼ完成(^^)
音は予定通りテレらしさのある
フロント一発なのに
こもらない、ブライトなそれでいて
高音がシャリンと鈴鳴る
フロントでハーモニクスがキレイに鳴るんですよこれが
これやこれ!の上品なテレ♡
意外とよかったな、このピックアップ
スムーステーパーボリュームも効いている
ロシアコンデンサーも上品なトーン
楽器屋にあるような工芸品的な完成度はイマイチだが
音はイイ‼

装飾したら出来上がり
しばらく弾いたら
売っちまう予定(^^)