『Given(ギブン)~いま、ここ、にあるしあわせ~』という映画があります。
かみさんがナレーションを担当しているという事もあり拝見させて頂きました。
この映画には、難病の子供とその家族が3組登場します。所謂、ヒューマン・ドキュメンタリー。
全国に20万人以上いるといわれる難病の子供と、その家族。
とにかく出演している3組の『家族愛』が本当に素晴らしい。
子供に対しての愛情、子供から親に対しての、親子だからこそ分かる愛情表現。
毎日大変そうに感じるんですが、映画を見ていくと何だか『この家族って幸せそうだなぁー』って思えるんです。
精一杯『生き抜く』という目標に突き進む難病の子供と家族達。
僕はお笑いの道を志す前に、福祉用具を主に取り扱う会社で働いていました。
難病と闘う若い男性の方とも知り合い、よくお宅にお邪魔しては福祉用具の話や世間話をした。
彼には美人な奥さんがいて、いつもニコニコしながら彼を介護していました。
進行性の難病だったので、お伺いする度に病状は進み、彼との会話は、50音のボートを見る目の動きで判断する機械に頼るしかなかった。
でも、奥さんは相変わらずニコニコしていて、無理してる感じなんて少しもなく、一緒にいる事に心から幸せを感じている様に見えました。
こういう夫婦が理想的だなぁっていつも思いました。
人は常に『幸せ』を求めて生きています。
でも『幸せ』って何だろうか…。
この映画の『語り』がジャズシンガーの綾戸智恵さん。
綾戸智恵さんがこう言ってます。
『幸せってどこにあるんだろうか…近くて見えんところかなぁ。案外近くにあんねんけど、欲があるから分からへんねん。自分の右耳?左耳?人からは簡単に見えてんのに。。近くにあるのに見えんから、うっかり失ってしまう。
だから、多くの人が自分はバカだったっていう瞬間があるんちゃうかな。』と。
綾戸さんの力強い語りが印象的でした。
こういう映画を素直に見ると、自殺だったり虐待だったりDVだったり…そういうのが減るんじゃないのかな。
そんな気がしました。
気になった方は是非ともご覧下さい。
『難病の子供を持つ三家族の日常を描いたドキュメンタリー映画』
Given~いま、ここ、にあるしあわせ~
公式サイト
http://given-imakoko.com/trailer.html
東京では、渋谷アップリンクで今月6日から。
その後、大阪シネ・リーブル梅田で3月26日からロードショーがあるようです。
4月以降仙台でも上映する予定もあるみたいです。
尚、自主上映も募集中だとの事。
何と!先日、偶然フジテレビの局内で綾戸智恵さんとお会いしました!
スゴく綺麗な方でした!!…って書いといてや!(笑)って言われました(^O^)