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先日、宮城県気仙沼へロケで行ってきました。

気仙沼漁港から船で約25分、気仙沼大島へも行ってきました。

気仙沼大島では、元・欽ちゃんファミリーの気仙沼ちゃんが女将さんとして働いてる『気仙沼ちゃんの宿・アインスくりこ』にもお伺いし、当時と変わらない可愛い気仙沼ちゃんとお会いしてきました(^ー^)

欽ちゃんが泊まりに来たときの写真も沢山飾ってありました。

震災の爪跡がまだまだ残る気仙沼大島。
しかし、海はとっても綺麗で透き通ってました。
昔から、大島の海は同じ宮城県と思えない程、沖縄みたいに綺麗な海なんです。マジで(^ー^)
 
沢山のボランティアさんの協力があり、瓦礫だらけだった海水浴場もとっても綺麗になっていました。
しかし、地盤沈下により砂浜の広さは半分以下になってしまったとの事。
更に、砂浜を1メートル掘るとまだまだ瓦礫が出てくるみたいです。
地元の方は、早急に重機を使って徹底的に瓦礫を取り除いて整備がしたいと言ってました。


さて、東日本大震災で気仙沼が受けた大津波被害の象徴的な存在にもなっている船がある(写真)
海から、内陸に約900メートルも押し流された大きな船。弟十八共徳丸。

この大きな船が、陸にドーンとある光景は何度見ても衝撃的だ。
大津波の凄まじい威力と壮絶な当時の様子が一目瞭然。

被災地を訪れる方々のスポットにもなっている。

しかし、この大きな船が『解体』される事になった。
気仙沼市民へのアンケートの結果で決まった。
やはり『どうしてもあの日を思い出してしまう』という意見が多かったみたいです。
住んでる方々がそう思うのだから、それはそうするしかない。


ただ、正直な気持ちを言うと僕は解体しないで欲しいなぁって思った…。

東日本大震災での気仙沼は、どれだけの被害だったのか…写真や映像では伝わらない事が沢山あります。

広島の原爆ドームもそうですが、平和祈念資料館での展示物や紙資料を見た時の衝撃よりも、実際の原爆ドームを見た時の何とも言えない…その、凄さとか無念とか。

そういった気持ちを未来の人達に感じて貰う為には、当時の実物大の何かが必要な気がします。

もし、何百年か後にまた大津波の警戒が必要な時、この船が伝える教訓が生かされるんだと思います。

解体は勿論、長く維持するには更にお金が掛かります。。そんな理由も多くあると聞きました。それも分かります。

これから復興に向けて頑張って行くにあたり、岩手県陸前高田の『奇跡の1本松』の様な象徴的な『何か』があれば、これからも被災地を訪れる方々は減らないと思います。

実際、陸前高田の方とお話したら『あの1本松のお陰で、今でも色んな地域から沢山来てくれてます!』とおっしゃってました。
 
勿論、陸に上がった船と、奇跡的に残った1本松は意味合いが違います。

震災前の東北沿岸部を知らない方は特にその『何か』を見て、感じたり学んだりし易いんじゃないかと僕は思います。

弟十八共徳丸の船底には、まだぐちゃぐちゃになった車が見えます。当時のまんまです。

解体する前に、また行ってみたいです。