サンドウィッチマン 伊達みきおオフィシャルブログ「もういいぜ!」by Ameba-2011043016120000.jpg


東日本大震災で甚大な被害を受けた町の1つ。
宮城県南三陸町へ行ってきました。
避難所になっている志津川中学校では『福興市』(ふっこういち)と銘打ち、炊き出しや様々な屋台が出たりイベントが行われていました。

元気な、そして元気になりたい地元の人達でいっぱいでした!
偶然、プライベートで物資を持ってきていた宮藤官九郎さんともお会いしました。くどかんさんも同じ宮城県出身ですからね(^ー^)

屋外ステージみたいなところがあり、集まってくれた地元の方々の雰囲気を見て判断し、被災地で初めてショートコントを1つだけやってきました。

南三陸町の佐藤町長ともお会いし、お話を聞きました。
佐藤町長は我々と同じ仙台商業高校の大先輩!
『後輩なんだから、もっと早く来ねーとダメだな』とか、会話の節々に『あ、やっぱり仙商の先輩だ…』と思いながら(笑)
『仙商魂で頑張っから!あんだだぢも頑張れよ!』と、大先輩とエール交換してきました。
大変な思いをしながらも、必死で町を立て直そうとしているスゴい先輩だ。

更に、南三陸町で1番規模の大きな避難所には、EXILEのメンバーが炊き出しに来ていた。せっかくだから挨拶してきました。
地元の方々は大喜び☆非常に有り難いですね。

南三陸町は、まだ電気ガス水道が通ってない集落が沢山あります。
我々は、あるお宅にお邪魔しました。
普段、南三陸町名産のワカメを茹でる釜を改造し『お風呂』にしてるんです!(写真)
ちゃんとシャワーもあって!この『知恵』!スゴくないですか!
水は、隣町から毎朝汲んで、電気は発電機を借りて使って凌いでいるんです。
もう、あれから2ヶ月を迎えようとしています。

今日も、警察官の方や自衛隊の方々が必死に行方不明者の捜索をしていました。
奈良県警や千葉県警の制服を着た警察官が真剣な眼差しで瓦礫の中を捜索していました。

福岡県の基地から助けに来た自衛隊の方が、炊き出しの準備を一生懸命されていました。
とにかく感謝です。

普段、南三陸町で鮮魚店を営む三浦さんは、支援物資がなかなか届かない在宅避難をしている方の為に、自ら物資を日本中から集め、種類別に仕分けして必要な分を在宅に届けるという活動をしています。

三浦さん曰く『千葉県から軽トラック満載にして物資を持って来てくれた方がいた。テント持参で10日間ボランティアで手伝ってくれた。しかも、その軽トラックも使って下さいと置いて行った…』と。

更に『もし、今回の震災前に、仮に千葉県で同じ規模の震災があったら、自分は彼と同じ様に千葉県に向かっただろうか…』と。
勿論、この先、もし千葉県で何かしらの震災や大きな事故があったら大至急駆けつけるが…と。

ボランティアの方や物資を送って下さった全国の救世主の方々に対し、どうやって恩返しをしたら良いのだろうかって常に考えているという。

知らない所に住む、見ず知らずの人を助けたいと思う優しい人が本当にいっぱいだ。
 
被災地に行くと、何だか優しい気持ちになる。
優しい人が集まり、優しい人が生まれる。