アルツハイマーが判明した義父は、10数年前に心臓の手術をしており、以来、ワーファリンという血液をサラサラにする薬を飲み続けています。
最近、通院先の病院で血液検査をした際に、効果が見られない事から、薬の量を倍に増やす処方がされました。
ですが、脳外科や物忘れ外来を受診し、アルツハイマーが判明した事をきっかけに、現在の血液検査結果が疑問となり、義母が家を確認した結果、実は処方されたワーファリンの薬を義父が飲んでいない事がわかりました。
薬の袋を部屋のどこかに置き忘れて、他の薬だけを飲んでいたようで、その大量の飲み忘れワーファリンを義母が発見したのです。
という事は、「効果が見られない」として倍の量に処方された診断は、病院は悪くないけど間違っていた事もわかりました。
物忘れ外来の先生は、アルツハイマーの薬を処方したいけれど、まずはワーファリン等の薬を1ヶ月間キチっと飲んだ上で、もう一度、血液検査を行って欲しい、それから改めて当院に結果を見せてください、という運びとなりました。
義父を病院に連れて行き、アルツハイマーの診断が下った事に加えて、心臓の病気に関しても、いろんな事が、危機一髪だったことがわかりました。
そして…
来月、物忘れ外来にて、アルツハイマーの診断及び薬を処方されたら、そのときは車の免許が強制的に返納となります。
免許の返納は、自主返納をするとバスの回数券だとか様々な特典がもらえるらしく、どちらにしても来月、返納となるのであれば、それよりも前に自主返納した方がいい。
それは明らかで、今度はそれを皆で話して義父を説得しました。
義父はわかっているけれども、、悲しいなぁ。という気持ちで、見ていて心が苦しくなりました。
「だったら最後に一回運転するか?」なんて、少し優しい言葉を思わず家族がかけては、他の家族が「いや、その一回で何かあったらまずいだろ」や、「せっかく返納しようと思っているのに揺らぐ事言わないで」など…。。
皆、複雑な気持ちでありながらも心を鬼にして、返納に向けて日程を決めました。
日常生活の不便さもさることながら、悲しい気持ちも、返納は辛い側面ですね。
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