昨夜は世界的なトランペット奏者である
セルゲイ・ナカリャコフの特別公開講座(ショートパフォーマンス付)を観に行きました。
リンクはまもなく消えちゃうかな。
プログラム
◇ナカリャコフによるショートパフォーマンス
モーツァルト / ヴァイオリンソナタ KV305
ほか
◇受講生2名の公開レッスン
サン=サーンス / 序奏とロンド・カプリチオーソ
ペスキン / トランペット協奏曲第1番より第1楽章
出演者
セルゲイ・ナカリャコフ (トランペット)
大野真由子(ピアノ)
-受講者-
西村大地 (東京藝術大学附属高校)
石原宇響 (高崎経済大学附属高校)
みどころ
衝撃のマスタークラスから1年、またあのトランペットのスーパースターであるセルゲイ・ナカリャコフが日本の次世代スターと向き合う!
会場は文京シビックの小ホール。
開演前、周りを見渡すとトランペットを持った人ばかりで、何者でもない私らは少し場違い?
でも、会場は平日なのに8割の席が埋め尽くされていました。
大勢の観客が熱い眼差しでナカリャコフさんの演奏を聴き入りました。
前半はナカリャコフさんの演奏で、後半は2人の高校生を指導します。
昨年はじめて行われて、とても有意義なイベントとなったので是非今年もやりたいと、ナカリャコフさんが言ってくださったのだそうです。
それだけ世界的な奏者を格安な料金で堪能できて、指導を見られるなんて、よだれもの。
贅沢でしかありません。
前半のナカリャコフさん演奏は、ピアノ伴奏で2曲。
楽器はフリューゲルホルンを使っており、曲によって違う楽器を使いました。
教会かのように柔らかなフリューゲルホルンの音色、超絶技巧にうっとりでした。
この神がかった音色、技術がわからない娘は心地良すぎてちょっと寝ていました(笑)
ここまでが30分弱。
で後半。
高校生2人の指導を1人1時間弱ずつ。
どちらの子もいくつものコンテストで入賞している実力者。
…ですがナカリャコフさんの指導によって、さらに変わるのが、ど素人でもわかります。
そして、たまに見本でナカリャコフさんが1フレーズを吹くのですが…学生さんが難しくて苦戦しているフレーズをあまりにも簡単に吹くので、会場が何度もどよめいてしまいました。
指導の演奏にどよめくって何?!
との違和感に笑いが出てしまう状況。
通訳者の方もナカリャコフさんの凄さに笑っちゃったり。お手上げです。
ユーモアを交えながら学生さんに真摯に指導する姿がとても好感持てました。
ナカリャコフさんの凄さに気がついた娘は、前半寝てしまった事を悔やんでいました(笑)
そうなの。
練習風景を見るとその人の上手さ、凄さがよくわかるんです。
そして、天才は地道な基礎の積み重ねを積んでいて、強固な地盤がある事にも気付かされます。
勉強になりました。
東京藝術大学付属の学生さんは、昨年のイベント後、「どうやったらあのイベントで指導を受けられるのか?」
と司会者の方に相談したのだそうです。
司会を務めていた方はトランペット奏者で、学生さんは生徒なのだそうです。
そして、今年、大人が出るトランペットのコンテストにて見事入賞した事で、じゃあ出してあげようとなったそうです。
自分から行動した結果、昨日の指導を勝ち取ったんだね。
あれは、お金じゃ買えない最高の時間だったろうなと思います。
最後は学生さん2人とナカリャコフさんと司会者、通訳さんの5人でトランペット演奏。
通訳者も実はトランペットが吹ける方ってことにびっくり。
こんなに美しい音色の五重奏を聴くことも出来て、なんてお得な贅沢なイベントだったのだろうという感じでした。
終始ピアノ伴奏をしていた方も笑顔が素敵な方で、ピッタリとトランペットに付けるピアノ、素晴らしかったです。
終始、会場が大喝采でした。
行ってよかった!!
そもそも、トランペットを吹かない私らがなぜこの講演に行ったのかというと、行きたい演奏会が無かったからでした

無くてラッキー!
きっかけは前日に娘が「たまにはクラシック行きたい」と言ったことがきっかけ。
貴重な部活休みだし、行っちゃおうか!
平日だし、気軽に行けそうなオケの演奏会はないかな。
と検索したものの、、平日だし、ない。
唯一、これなら面白いのではないか?!
と見つけたのがコレでした。
私は昔、吹奏楽をやってまして
合奏の時間が大好きでした。
裏で動く各パートのフレーズを聞いたり
ソロ単体で聴いたりって
とても贅沢な時間。
指導を聞いて音色が変わるとか
作り上げていく工程もとても楽しい。
だからこれは絶対に面白いはず!
と思って行きました。
結果大正解。
「行ってよかった、良い時間を過ごせたね。」
夢見心地な気分で終えました。
翌日
ちなみに、娘は本日、自力で学校へ行けました!(車送迎なし)
寝るの遅かったし、心配していたんですけど。
やったぁ!
昨日は、後楽園で娘と待ち合わせした時点で「今日は疲れた」と言ってました。
理由は7時間授業だったから。
ふ、普通じゃん!!
大変だとは思うけど特別ではない日常なので、、。
どうせ疲れたのなら、夜外出しても変わらんか。
とも思いました。
良い音楽を聴いて、少し快眠もして、その分、心が健やかになったのかな
読んでいただきありがとうございました♪