ながーーーいので、興味ない方は読まない方が良きです!


とあるニュースがきっかけで

伊藤潤二が話題になっている…。


あぁ、その話…。




人生何十年も生きてきても、

人には言わない話題ってありますよね。


私にとって伊藤潤二はそのひとつ。


言いたくないんじゃない。

むしろ言いたくて仕方がない。

伊藤潤二愛は大きい。(引いちゃった人、ごめんなさい)


でも言う機会なんて全然訪れなかった。


打ち明けたのは夫と娘にだけ。

あと、姉か。けど姉はどんだけ好きかは知らないだろうな〜。

過去に漫勉という番組で伊藤潤二の特集やってて、姉がそういえばと気軽に教えてくれて。


録画した番組は超貴重。

消さないように保護。

たまに無性に観たくなって観てますニコニコ


急にネットニュースに出てきたもんだから

今日は頭が伊藤潤二のことで少し興奮気味ですチュー


なので、ちょっと私が伊藤潤二に出会った過去の話をここに載せたいなと思います。


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それは私が中学生の頃。

2年くらいだったかな。


近所に一階は文房具と本屋、二階はビデオレンタルの店があって、あまり近くに気軽に通えるお店がなかった時代、地元の人は必ずその店を利用していた。


私も、ふと用もなく立ち寄って漫画本のチェックをしたり、雑誌を立ち読みするのが楽しみで。


いつものようにふらっと習い事の帰りに立ち寄り、何気なく雑誌コーナーに。


リボンや少女コミック等の脇に

狭くホラー系が。


気軽な感じで、ハロウィンコミックという月刊誌マンガがあったので、一話読んで夕飯前に家に帰ろうと手に取った。


…その結果、とんでもない事になる。。


ホラー=心霊だと思い込んでいた私は

想像もしていない怖さ、想像力の遥か上の怖さに出会ってしまった。


お化けのような見た目が怖いシーンは

一切出て来なかった…。

そういう怖さでビビらせるのではなく

話そのものに、恐怖感に襲われる。


怖いという感覚かもわからない、

冷や汗と、

地に足がついていないような膝の感覚。

不思議な感覚が治らないまま帰宅したのを覚えています。


風呂に入ってる間もそれをぼんやりと考え、夜寝るまで続きました。。


これが初めての出会い。それが伊藤潤二。


ぬめた、みたいな男が出てくる事、

排水管の話だった事は鮮明にあり、

大学生になって調べてわかったのは、


「うめく排水管」


という話だったこと。


話は戻りまして。

中2の私にとって

あのときの衝撃やショックは凄かった。


怖さの衝撃というより、

こんな世界があるのか、みたいな新感覚。


殺人鬼も幽霊も登場しない。

だから、貞子のように現実にあったらどうしようガーン

という恐怖はゼロ。


あり得ないのに恐怖。

凄い。


そして、絵が好き。

美人で美しい。丁寧なタッチ。


よく伊藤潤二を評する時に書かれますね。


「おぞましくて綺麗」


そのとおりですね。


おっと、また脱線笑い泣き

話戻ります。


それ以降、お店に立ち寄るとハロウィンがないかチェックするようになり。


でも、なっかなかないんですよ。。


あっても1冊棚に立ててあったりで縦に積んでいないので見つけるのが大変。


なんとか見つけて読めた話はどれも衝撃で。


「布製教師」は、数ページパラっと見ただけの記憶なんですよね…。

だけど、伊藤潤二をこれからも読みたいと思ったきっかけだったのは間違いがなく。

読んだ順番の記憶が不安になってきた。


もしかしたら、うめく排水管より先に、布製教師をチラ見して、怖くて読み切らなかったけれど、気になっていたからこそ、その後うめく…を読破したのかもです。


うめく排水管の後は、

「首吊り気球」

これも凄い話で衝撃すごく。

凄すぎて、話のタイトル覚えてないんです。


大学になって、一体あの話は何だったのだろう。

あの作者は一体誰だったのだろう。


どうしても知りたいという思いでいたら、

新宿の本屋で伊藤潤二の過去名作を当時の単行本でなく、新しく表紙も整えて発売、棚一つ丸ごと占有していたのに出会って、


この人だーーー!!!!


と再開したのでした。


買う勇気はなく、ひたすら立ち読みして

ぬめたが出てくる話と気球みたいな話と布の顔の話を探しました。


あぁ、、懐かしい。


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こんな感じで。

長々と書いちゃった。


私にとって、伊藤潤二のマンガは

誰なのか話のタイトルすらわからず

でも何年も忘れられず衝撃的なもので、

大人になってまた読んでみたいという気持ちになる存在でした。


そして、

とてもコソコソとした、ウチに秘めた思いで温め続けていたので、

今回のネットニュースのコメント欄を見て、こんなに伊藤潤二知ってる人がいたのかと逆にびっくりしました。


ハロウィンコミック、誰も買ってなさそうだったのに!!


中学生の私にはびっくりだったけど、

なんとなく最近の子供は驚かなそうだなぁアセアセ


そういえば娘の小4のときの担任の女の先生が、伊藤潤二超好きで授業中によく語っていたそうです。


そんな堂々と公表しているその先生が羨ましい。。


未だにリア友には言ったことないや笑い泣き