6月17日
前橋バスセンターから東京八重洲に行くバスに
前橋を夜中というか未明の2:45に出て
八重洲に5:30に着く便が設定され、
これがなかなの乗車率でニュースになりました。
考えてみれば、前日入りだと東京までの電車賃、
東京価格のホテル代は決して安くないし。
いい大人が満喫ってわけにもいかないでしょう。
(東横インでさえ8800円)
以前にも新幹線の始発に乗る人のために
山陰の浜田を2:30に出る半夜行というか
未明のバスがありました。
地方都市のためかいつの間にか消えました。
前橋便の設定のいきさつは、北関東地域の場合
新幹線や航空機の始発に乗ろうとすると、
夜行急行があった時代は2〜3時代の北陸からの
夜行急行に乗ると5時代に上野に着くので、
前日入りが不要だったと。
しかし、夜行急行の廃止によって
羽田行くのも、新幹線の始発に乗ろうとしたら
前日入りを余儀なくされ、不便になったと。
夜中の2時や3時に停車する意味あるのか
って思ってましたが、駅も営業しなくちゃならないし、
でも、そういう中距離客需要があったとは。
北海道の夜行急行も、旭川までは
終列車兼始発列車でした。
真夜中でもたまに乗ったり降りたりが
あるので、自由席は一晩中放送がありました。
あの「はまなす」では、函館2:30くらいの
真夜中なのにどっと乗ってきて驚いたものです。
首都圏でも上諏訪夜行の大月までは
「青春18」と通勤客でカオスな車内と化しました。
過去に海外でリムジンバスが夜中の1時ごろ空港に
向かって、当時は成田に7時ごろ着く便に乗るという
「社員弾丸旅行」があったことがありました。
真夜中に叩き起こされて、機内食を食べるという(笑)
東京から帰る便に多い、終バスの時間が遅くて
現地に真夜中着はわりとありますが、
この前橋便のように、狙って設定というのは
ずっとなかったと思います。
東京近郊で人口の多いからできる
「スキマ運行」でしょう。
逆に東京はお客が激減したのと、
運転手不足で終電後の「深夜急行バス」を
やめているというのに。
時刻表のバス欄は、駅から乗り換える
必要がある時しかみないのですが、
よく見てみると「こんな行き先のあるんだ」と。
新幹線で1時間半の長野便が残ってました。
なんと夜行便まであるのです。
かつての上野発23:58の「妙高9号」を
彷彿させる、バスタ23:35-長野駅5:08。
謎なのは昼行便が3時間40分なのに比べて、
この夜行便、4時間25分の所要時間。
長野県まで1時間余分にかかってるってことは、
休憩を長くとってるのか、一般道経由なのか。
でも一番気になるというか、リクライニング問題と
無縁だけど、お値段が新幹線のグリーン車以上という、
「ドリームスリーパー号」。
これはバスの室内じゃないですよ。
急な出張などにも安心なアメニティのレンタルも。
実はいつも乗ってるバス会社が運行してるんです。
乗るたびに宣伝してます。