12月27日

年末年始休みを挟むので、続き物は無理なのでショートものを。

渋谷川の手がかりがないかと地図を見ていた時のこと。

 

千駄ヶ谷駅の先に「青山練兵場線、痕跡」なるピンが。

なんだろと突いて写真を出すと、環状4号線のガード。

 

並行して首都高4号線が通ってるところ。

こんな史跡あったっけと、銀杏並木を見た時ガードの下に行っても

1線だけ独立してるような造りではありませんでした。

 

これは「そう思え物件」じゃない、と、

一応ググってみると、ガードの場所あたりで

 

中央線各駅停車の線路に合流する、保線車置き場があると。

その線路が「青山練兵場線跡」だと。

ふむふむ、廃線となっても駅構内だけレールが残ってて

保線基地や車庫がわりになってるのは結構あります。

 

 

ここを扱っているのは、鉄道系より

歴史系のブログが多く、その成り立ちまで詳しく

 

書いてありました。長くなるので割愛しますが。

簡単に言えば、都内の中央線がまっすぐじゃない

理由のひとつでした。

 

青山練兵場の存在とそこへ向かう鉄道のために、

新宿御苑の南を通ることになったそうで。

 

 

知ってしまったからには、自分の目で確かめたい。

場所的に千駄ヶ谷のホームの端から、ズームで

 

狙えそうでした。が、この駅に限らず、なんで

ホームの突端まで行けない駅が増えたんだ。

 

千駄ヶ谷駅より。

 

保線用資材車入口。

 

無名橋。

色々な方法を試しましたが、電車の先頭車から

かぶりつきで撮ったものが一番ハッキリ撮れてました。

 

下り線に合流する右の短い線路です。

言われなきゃ気づかないです。

さらに無名橋の脇に「耳」が。

首都高で削られていますが、ここに仮乗降所があったらしいです。

 

大正時代からよく残ってたものです。

知ってる場所の歴史スポットにしてはかなり手強かったです。

 

 

オフシーズンは季節が関係ない、こういう歴史遺構を

中心に周っていこうかと思います。