5月10日

 

旧安比奈線と並ぶ有名どころです。

 

西武池袋線は元加治駅のすぐ手前で入間川を

渡ります。そこの複線化の時に付け替えた橋梁ですが、

 

単線時代の旧橋梁がずっと残されています。

池袋線の前身、武蔵野鉄道時代に架橋され、

 

複線化される1969年に現橋梁に付け替えられたそうで。

どおりで子供の頃からあったはずです。

 

レンガ積みが美しい味のある橋脚です。

 

 

 

かつて川を渡る部分の橋脚の下は、流失しないように

コンクリートで水流を誘導するように作られていました。

 

橋脚も上流側に石積みの水切りが見られます。

先人の知恵を感じます。

 

 

謎なのは、普通、橋梁は廃線になると取り壊せない場所じゃ

ない限り、トラスやガーダー部は真っ先に取り外すものなのに

 

ずっとそのままの姿で残されていることです。

産業遺産に指定されてるわけでもないのにです。

 

土台部分の水流誘導は壊れていたのですが、河川工事で大部分が

砂利で覆われているなど、微妙に手が入っているのです。

 

 

以前見にきた時、気づかなかった境界杭と、木製の柵。

旧線の遺構?

 

昔は前の仏子駅の近くまで築堤が残ってましたが、

今は住宅地になって、旧線の分岐部に小川を渡る

 

橋梁が残る以外、遺構は残ってない...はず。

 

 

砂利運搬線があったと知るまでは不思議だった

元加治駅の広い敷地。

 

今は駿河台大学のスクールバス乗り場がありますが、

無駄に広い敷地。

 

あちこちにこういう大小の使われてない土地があるけど、

なぜか手放さない西武鉄道。

 

何か野望でもあるのかと思ってしまいます。