8月17日



前回のは毒吐きすぎでしたが、
どんなことにも言えることを言っただけと思うけど。


気分を変えて、東京差別たけなわの
Go ToならぬGo Awayキャンペーンの

梅雨明けの日。
雨による休日クラッシャーの連続に業を煮やし、

「次の休みはたとえ雨でも出かける」と決行した
遠足を。目的地は1年にもなる日光駅の謎を解きに。


なぜそれほどにこだわったかといえば、
去年の、鬼怒川温泉シリーズに寄った日光駅に、

横須賀線の久里浜駅のような謎の延長部を
見つけたからなのです。あと駅の構造。

「この部分はきちんと書かないと」


そのため、話が鬼怒川温泉駅で終わってしまった、
いわば「未完」のシリーズを完結させたかったので。


日光へは東北新幹線開業前に上野〜宇都宮、黒磯を
結んでいた急行「なすの」と停車駅も時間も変わらない

湘南新宿ライナーの快速にしました。
乗り換えの宇都宮駅では、

日光線開通130年キャンペーンをやっていました。
名物車両の「いろは」に当たらなかったのは残念。



以前は暗くなってしまってよく見えなかった
主要駅に残る「全盛期の跡」が興味深いです。


今は電車で日光に行こうと思えば東武特急が主流ですが、
以前は旧国鉄と熾烈なライバル争いをしてたのです。


路線は比較的高いところを走っているうえ、
緑の田園風景が出てきてよかったという気分にさせました。


そして右側に広大な空き地がある坂を登ると日光駅。
広大な貨物or留置線(?)の跡、右下から登ってくる線路が日光線です。


電車は10両対応ではないかと思う長いホームの真ん中に到着。
広い敷地はこれも全盛期の名残でしょう。
オーバーパスしてるのは東武日光駅に入る東武線。2面3線用のホームですが、使われてるのは1番のりばのみ。去年は左のホーム両側にも線路があったような...。


やっぱり線路は続いていて、東武線がオーバーパスしてます。
ホームの先まで行けば何かわかるかなと歩いていくと、

延びた線路に沿ってホームは続いています。
そして、東武線の下まで行った時、延長されてる線路の

謎が解明されてしまいました。


ホームはずっと続いていて、
その先端部にポイントがありました。

その先で複線になってるレールは終わってました。
謎の線路はやたら長いホームの先で行き止まりになってました。
三崎口駅の国道をアンダーパスしたところで頓挫した京急線と終わり方がよく似てます。

上を通る道から見ればよくわかると思います。


1年間考えた謎は、たった15分で解決してしまいました。


推測ですが、書くと長くなるので割愛しますが、
技術的都合でしょう。似た感じの京急線・三崎口のような

延長の野望ではありませんでした。


まあ、こんなもんでしょう。

「机の上で理屈こねて悩んでる時間があったら、
現場を見てこい」
です。


「2019年の鬼怒川」シリーズはこんな形で完結しました。


ちなみにJR日光駅は見事な欧風建築と

今はすっかり寂しくなってますが、
貴賓室のある格式高い駅舎です。

昔はさぞ豪華な列車と高貴なお客が多かったのでしょう。
駅舎はもちろん指定文化財です。原宿駅みたいにはならないでしょう。


とりあえず作戦(?)は終了したので、
ちょうどお昼時間だったので観光地らしい

店のあるすぐそばの「東武日光駅」の方へ。
週末だっていうのに人が少なかったです。


適当に開いてる店を見つけてお昼ご飯。
お店のおばちゃんが勧めてた「湯葉御膳」を。

湯葉の刺身、天ぷら、その他諸々の内容で
1500円はコスパ的に大変お得感がありました。
美味しゅうございました。


食べながら、これからのお品書きを考えました。


続きます★