12月1日最後の一人だったので、職員さんが見終わった部屋の電気を消してまわってました。


おお、初日にふさわしいトピックではないか。

振り分けの関係で「千駄木・根津」は
細切れに数回に分けて紹介します。


学部の方は天地がひっくり返っても
入ることはない本郷の東京大学。


実は間違って入ってしまったのかわからない
エピソードはあるんですが。


田宮二郎(R.I.P.)版「白い巨塔」を見て、
有名な教授になった田宮二郎の回診のシーン。


後ろに若手や看護師を20人くらい連れて
病院の廊下を歩くシーンが子供心に

カッコよくて「医学部の教授になりたい」と。
親は笑っていましたが、もし本気にして、

家は私立に入れる金はない。だから「全部公立で行け。
それが親孝行だ」とばかりに、

と、死ぬほど勉強させられてたかもしれません。
そうはならなかったので、こんなになりましたが(笑)


余談ですが、人生2度目の東大病院に。
(1度目は高度にプライベートなので省略)


その中にある「健康と医学の博物館」ですが、
門のところで守衛さんに聞いても病院棟は守備範囲外。

結局わからなくて2周しましたよ。
そしたら入り口すぐの「ローソン」側にある研究棟

ではありませんか。「なんだ、近くじゃん」と、
行ってみると、休日は中庭の入り口から入ってくださいと。





まあ、立派な建物の1Fと。
入場はサービス価格の無料です。


入って受付で職員さんに案内されて中へ。
始まりは江戸時代の天然痘関係の施設と。これはトリビア。

明治になって帝国大学医学部となり現在に至ると。
卒業生には教科書に出てくる人が多数。


しかも、有名な写真とともに卒アルの写真まで。
あとトリビアだったのは「胃カメラ」はオリンパスとの

共同開発により日本発明だったとは。「へえ〜」です。
常設展ではそんな諸々の「へえ〜」が。


特別展では参加型の計測もあって「ヤバヤバ」。
また顕微鏡が覗けたり男の子のKIDSなら喜びそう。

感染症や成人病では「健康バラエティー」よりは
信用できそうですが、レベル的に内科の待合室に

貼ってあるポスター並みでしょうか。


どちらかといえば、研究成果を展示してるというより、
ファミリー向けの「医学入門」って感じの路線。

感染症の部分では漫画や絵本で
KIDSでもわかるようにしてあるし。


東大医学部の博物館だから相当濃ゆいものを
期待すると「内容が薄すぎる」となるでしょう。

そんな人のためか講演会のチラシがありました。


開館するにあたって企画段階で苦労した
雰囲気が現れています。


1Fフロアしか使えなかったからでしょう。
「警察博物館」は3階建でしたが、2階までは

ピーポー君や白バイに乗れたりと
KIDS向けの施設ですが、

3階は、下とは全然違う濃ゆい専門的な展示でした。
実際の事件の開示してよくなった書類の展示や

「殉職したとき着ていた制服・小道具」など鬼気迫るものまで、
とてもディープなものでした。


「いかに難しいことをわかりやすくするか」難しいですね。
無料のマニアック博物館なので興味のある方は。


ちなみに隣の棟には珈琲屋さんがあります。
HP=http://mhm.m.u-tokyo.ac.jp/about.html