11月19日


前回は駅や駅の周りの様子を書きましたが、
内容上、どうしても「鉄分濃いめ」になるので、

コンパクトかつ鉄分薄めのゆるゆるに
しようと何度も書き直してたら、

えらく時間がかかってしまいました。
そしたら推しのない平坦で地味になってしまいました。


うーん…後編は移動を兼ねた散策編なので
少しは旅っぽくなるか、そうしなければ。


ニュータウンを歩いても面白くないので、
ランチをとグーグルさんで見つけた

「木のぬくもり丘の上のカフェ」へ。
なんか北海道の美瑛にありそうな名前に魅かれました。


ニュータウンから伸びてくる「中央道り」が、
つきあたった県道を丘の方に少し入ったところです。

ちょうど「成田湯川駅」の反対側になります。
しかし、この道も片側2車線の立派な直線路。

この辺、オーバースペックが多いなあ(笑)。


と、こんなところに日帰り温泉が。
道の反対側に「龍泉の湯」とあります。



「日帰り温泉があるだけで充分でないの」と、
寄りたいところですが、温泉があるなんて

考えていなかったので「お風呂セット」も
持ってきてないのでチェックだけ。


左側のグラウンドみたいなところは、
乗馬クラブのようです。

その先の丘の上に木造の建物が。
実はそこが「木のぬくもり丘の上のカフェ」でした。



登りがちょっとキツかったですが。
なかなかよさげな感じ。ここでランチに。



入ってみるとログハウスではないけど、
高原にでもきたようなウッディーな店内。

案内された席は眺めのいい窓際。
せっかくだからと、おすすめセットメニューに出てた

「煮込みハンバーグセット」を。
いつもながら料理を撮るの下手だなあ...インスタ映えしないしない。


歩いてきた時に見えた乗馬クラブや
林と田園風景がなごみ〜です。

冷凍でない、手ごねハンバーグと
久々に飲む炭火コーヒー。美味しゅうございました。


「ここで飯食って、温泉に入ればそれでOKじゃないの」
そんなことを考えてしまいました。

そういえば、散策に出るとのんびりランチなんて
してなかったからなあ...いつもコンビニ。


結構いいとこじゃんと思いながら、成田線の「下総松崎(まんざき)駅」を
目指して散策がてら徒歩移動。


林の中を通るこの道、まっすぐ続いていく県道に対して
元々の道ではと思われました。

地形に沿ったカーブの多い道がそんな感じ。
そして林を抜けると集落が。
都内にあると「おおっ」となる古い店も、風景の一部になってるから不思議。


JAや小学校、郵便局があったこともありますが、
細い曲がりくねった道、年季の入った農家っぽい

家が多く、屋敷も何軒か。
「特に屋敷は、This is ニッポンの家」の様式美です。





その「日本のふるさと」的景色からして、
従来からある、歴史のある集落と思われます。



成田線は、その丘の下に広がる田んぼの中を
まっすぐ走っています。その脇に側道のように

道があるのでそこを歩いた方がわかりやすいと
思ったので坂を下りて田んぼの中をまっすぐ

歩いていると広々とした景色。
成田線の踏切を見ると、

田んぼの中を直線に続くレール。
まるで東北にでもきてる気分になれます。





線路に沿った道は地図では切れてますが、
用水路に蓋をした暗渠の上を歩いていくと、

目指してた成田線の「下総松崎駅」。
なんと、風情のある木造駅舎。


これにも感動です。
じっくり周りから見たかったですが、

我孫子行きの電車が5分後。
1本見送ると1時間近く電車がないので

乗るしかないでしょう。
駅員常駐ではないようで鶴見線にある、

簡易式の改札機にScicaをタッチして、
急いで屋根のない跨線橋を渡ってホームに。


小さな木造駅舎に10両対応の幹線を彷彿させる
長いホーム。周りは広々とした田んぼ。


単線なので、まるで奥羽本線の駅みたいです。
すぐに我孫子行きの電車が。

常磐線快速と同じ電車が東京近郊であることを
主張してます。



乗るまでは10両だったんで上野直行かと思いました。
しかし、実は我孫子止まりの区間運転。

だけど10両。これもオーバースペック(笑)。


東我孫子までは初乗りです。
成田線は複雑なのでコンプリートしにくいです。


以前降りて何もないと書いた「東我孫子」まできて、
興味深いことに気づきました。

成田線の成田ー我孫子間で、
駅舎が建て直してある有人駅じゃないのは、

乗車した、「下総松崎」と「東我孫子」だけ。
他の駅は近郊区間らしい新しい駅なのだったのです。


なるほどねえ〜。屋根のない棒状の長いホームが2本。
だから「東我孫子」が面白いってことだったのかと。


我孫子からは常磐線中距離電車で帰路につきました。
芝山千代田に行った時みたいに、駅の周りに

興味深いとこがない中途半端な場所だったら
どうしようと思いましたが、

なかなか内容があって、遠くに行った
気分になれた「日帰り旅」でした。



「何もないから何かある」ものですねえ。


後編も長っ。
おつきあいいただきありがとうございます。