6月16日
採れたて。


先日行った「分倍河原」は府中市。
府中といえば「府中刑務所」。

引込み線があったなんて
聞いたことないから、まさかね。

って何気に調べてみたら、
あったりして。


おおお、アウシュビッツみたいじゃん。

でも痕跡なんてもうないよなと、

思ったら、先人さんの記事や
地元の人のブログを見たら、

下河原線には多くの専用線が枝分かれしていて
その一本が府中刑務所への引込み線だったらしいです。


今はそのものズバリはないけど、
言われればそうじゃないかと思う、

不自然な塀の曲がりと出入り口があるようで。
かなり興味深いので時間ができたらと

思ってたところに、雨のはずだった今日、
曇りの上に急ぎの郵送手配のために

本局まで行くことになったんです。
ならば入れたばかりの新型カメラアプリの

テストも兼ねて見に行きましょうと。


最寄駅は北府中で駅から北へすぐでした。
並行してる府中街道には

こんなに並んで残ってるのが珍しい、
国鉄との土地区分の杭が。


道路の沿って立っている刑務所の高い塀。
確かに不自然に引っ込んだ出入り口が。

言われてみれば確かにそう思えます。

出入り口作るにも
こんな形には作らないでしょう。


資料に読んだ記事によれば、
現在の塀に建て直される前は

もっとカーブがある「いかにも廃線跡」って
感じだったらしいです。


その出入り口は「出所者が出ていく門」
だったそうで。

あの広場で出所た人が最初に、
「シャバの空気はやっぱええなあ」って

言ったんでしょうか。


レールがあった時代は、
主に刑務作業用のものなど

物資の出入りに使われてたようですが、
護送に使われてたかはわかりません。

ある記事には扉が開かない特別な電車が、
護送で出入りしていたともありました。


なんか、市民交流のために
毎年「府中刑務所文化祭」が開かれてるようで、

「塀の中」に入れる市民では有名な行事らしいです。


それによると「塀の中」に鉄道の痕跡は
まったくないようです。


反対側はコカコーラのセンターで、
武蔵野線を挟んで東芝の敷地で

その東芝の敷地へ向けて
訳あり物件がありましたが、
引込み線のガードらしいです。写真は天気が悪いので色は悪いけど、シャープネスは今までのよりいいかも。

私有地なのでもちろんどうなってるか
わかりませんでした。


帰りは下河原緑道の前半部分を歩いて
東京競馬場に出て帰りました。
下河原緑道の前半部分。まさか一週間後に再訪するとは思いませんでした。



今回、府中刑務所をざっと調べたら、
何人もの有名人や著名人、大物が入所っていて

「へえ〜」でした。
あと、三億円事件現場は北側の塀のそばだったそうで。


府中自体、登ってみたい自然の小山があったり
廃線跡、河川跡の緑道、立川崖線など

訪ねてみたいところ盛りだくさんです。
北府中駅南側の再開発地区「FUCHU INTELLGENT PARK」。武蔵野線も芸のない駅名じゃなくて横須賀みたいに「FIP北府中」なんて駅名に変えれば、なんだここはって人を呼べると思うのに。