次々とレールを剥がしていいのか?

ブルートレイン「あけぼの」が3月に列車廃止になった時のことです。
一般のニュースもこぞってとりあげて大盛り上がりになったのは記憶に新しいと思います。

しかし、その影で4月に災害によって再起不能になりバス代行していた岩手の岩泉線が、ひっそり廃線になったのはほとんど報じられてないんですよ。

何気なく見たJR東のHPで見つけた、平成23年7月の豪雨で甚大な被害を出した只見線についてです。
JR東が発表した現状のプレスリリースを読むと、どう見ても鉄道よりバスの優位性を全面に出して廃線へ誘導してるように思えて仕方ありません。
http://www.jreast.co.jp/railway/pdf/20140425_tadami.pdf

これまでも災害が切っ掛けで、再起不能となった赤字ローカル線は次々と廃止されています。

法律では「公共の福祉」に必要な場合は、補助を受けて復旧しなければならないことになっているんですよ。
三陸鉄道全通がその例だと思います。
一方でJR東の山田線などは未だに放置されています。

また最近、九州では指宿枕崎線の末端区間を廃止しようと動いてると報じられた。
理由は乗客が山川以降の区間は極端に少ないためだそうです。

一方で豪華寝台列車を機関車ごと新造するなど、利益率の大きい物には積極的に投資し儲からない公共の福祉たるローカル線や、便利な一般の寝台列車は廃止へとの動きはまさに「儲け第一主義」。

民間会社だからといえばそれまでだが、これでいいのでしょうか?
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