10集まで見ました。
いやーーーー面白い♪
久々にグイグイ引きこまれるドラマに出会いました。
若い子たちがわんさか出る古装劇もそれはそれで悪くはないし、楽しめたりはするのですが…
やはり金の掛け方が違う、役者陣の層の厚さが違うと、こうも見える世界が違うものか…と思っていたりします。
ただ、まだ10集なのでね、この先失速するとも限らないし、私自信が飽きる可能性もあるので、あまり褒めすぎるのも…ね…というのもありつつ。
主角の章子怡。
十代を演じてるわけですが…
「無垢で無邪気な私」っていう演技は章子怡の真骨頂だと思うので、子供産んでママになった今でも違和感は無し。
しかも結婚する前と結婚した後と眉毛の形を変えてるのが良いわ。
薄汚れてもキレイよ…
無邪気な子供だった姿から政略結婚、誘拐によって強い女に変わっていく姿の見せ方は上手いなーーって思って見てます。
彼女の少し斜視気味の瞳も魅力の一つだと思うのですよね。
そんな章子怡の初恋の相手でもある第三皇子の楊祐寧。
正直、この役の評価は賛否別れています。
原作では美形な設定みたいですが、彼は決して美形ではないんですよね…
しかも大陸の役者陣の様に演劇学校を出たわけでもないので、スキルは経験値しかないとなるとどうしても比べられてしまうので。
それにしては良作に恵まれすぎているという見方もされてしまっていて、踏ん張りどころですなーー
この第三皇子はかませ犬かもしれませんけれども、現皇帝を後の継ぐのは第三皇子だと思いますわ。
男主角の周一圍。
「繡春刀」と「長安二十四時」でしか見たことありません。
正直、まだ10集では魅力がわかりませんが。
まあ、政略結婚ではあるけれども相思相愛になるんでしょってのは見えますけれども。
周一圍と敵対しており、章子怡を誘拐した袁弘。
顔濃い…1集で周一圍にヤラれちゃっていたので特別出演なのかと思っていたら出てきた。
そして香港勢のベテランお二人。
楊祐寧の母親役の惠英紅。
若い頃はショウ・ブラザーズ所属のアクション女優さんでしたけど、近年は演技派女優で香港金像賞など多く受賞してますねー
個人的に好きな女優さん。
この方は1960年生まれで60歳。
今回メイクのせいなのか、すごく柔和な感じに見えますわ。
わりとキツめのメイクが多いので(悪女役も多い)。
しかし、早々に撤収……皇帝を毒殺した嫌疑がかかり第三皇子の命と引き換えに冤罪で自殺。
良い人って早く消えがちよね。
章子怡の母親役の趙雅芝。
70年代~80年代の香港TVBドラマを代表する女優の一人。
周潤發との「上海灘」や「倚天屠龍記」「楚留香」などの大ヒットを飛ばした人。
1954年生まれなので、御年66歳!若いわーーっていうか姿勢も含めて凄くキレイーー
皇帝の実兄を自分の夫が毒殺しようとしたことを知り、愛する娘が誘拐されたことを知り、さてこの先どう動くのでしょうか。
そんな趙雅芝の夫役を演じている于和偉。
1971年生まれ…なんだけど二人並んでいても17歳の差があるようには見えない。
違和感ないわ……
この男が全ての元凶なんだけどね…自分の家柄の為には可愛い娘を犠牲にするのも、義兄である皇帝を毒殺するのも何の躊躇もないお人。
この家の長男、章子怡の兄を演じる賈一平。
父親役の于和偉とは6歳しか年齢差はありません(苦笑)
正直、この方が一番違和感ありますわ…年取り過ぎでしょ……
そして今のところ何の役にも立ってないわ、嫁は浮気してるわで、この先見せ場はあるのでしょうか。
ということで、配役は地味目なんですよ…中年俳優多過ぎってSNSでも言われ続けてますけども。
そこが逆に物語に厚みを加えていて、集中して見られるのですが。
物語の始まりは十代なので幾らでも若くてイケメンの売り出し中の子を投入してもおかしくは無いのですが、あえてそれをしていないところに本気度が伺える。
そして、台湾、香港勢以外はほぼ全員が「原音」です。
これは素晴らしいーーー本当に聞きやすい。
ってことで、後58集もあるのですが付いていきたいと思います。