私の現在の状況をまとめてみます
私は術後半年あたりから、
リンパ浮腫がちょっとつらいかな？と思うようになりました。
整形外科にも受診をしたのですが、
こちらは手術の方が前提の診察になるので、保存的にやっていきたい私は
リンパ浮腫専門病院を探しました。
たまたま、
わが町すみだに専門病院があったので、
受診し、今は弾性ストッキングと
リンパドレナージの治療を受けています
(○´U`○)
リンパドレナージは
保険適応外のため、
一回8000円ほど。
昨年度から保険適応の施設もでてきたのですが、
病床数やリンパ浮腫のステージにしばりがあるため、私の治療は適応になりません。
リンパドレナージの施設は少なく
金額も安くはないため、
リンパドレナージの治療を受けている方の人数は少ない印象です。
整形外科医師も
基本的にはリンパ浮腫の知識はありますが、マイナー疾患のため
日頃の細かいケアに関しての知識は乏しい医師もいるため、
受診する病院の見極めはかなり難しいのが実際のところだと思います。
ちょっと細かいところをお話しすると、
よく街にある
リンパマッサージのお店は
私たちリンパ浮腫患者は禁忌で、
リンパ管を破壊する危険性があるので、
絶対に行ってはいけません
鍼灸も禁忌です。
リンパ浮腫専門のリンパドレナージは
「リンパドレナージセラピスト」という専門資格があり、
医師、看護師(准看護師不可)
作業療法士、理学療法士、
あん摩マッサージ指圧師
以上の資格取得者、
またはその学生のみ資格取得できます。
現在は民間資格ですが、国家資格に向けて協会が
動いているようです。
私はリンパドレナージセラピストの
資格をもつ医師、あん摩マッサージ指圧師のいる病院に通院し、
弾性ストッキングの購入や
足の計測、リンパドレナージを行っています。
治療、1年ほど経ってから
約4センチ足は細くなったのですが、
そこから数ヶ月で元に戻ってしまいました。
そして、現在は
腹部と両鼠蹊部、
左下肢のほうが若干太いかな、という感じです。
リンパドレナージは
1時間ほどじっくり行い
下肢リンパ浮腫の治療でも、
足だけではなく身体の側面、
表裏やってくださるので、とても気持ちいいですし、その時間にケアや身体の心配事を相談することができるので、
実は癌と宣告を受けてから1番関わっているのはこのリンパドレナージセラピストさんです
そしてその知識はかなり豊富で
弾性ストッキングの選び方や浮腫の軽減のための圧迫の仕方も教えてくださるので、とても助かります。
腹部の浮腫には
腹式呼吸。
鼠蹊部の浮腫には
大股での歩行が効果的だそうです
なぜ私がリンパ浮腫にこだわるのか？
一番の理由は、リンパ浮腫は現在の医療では予防完治不可能の疾患だからです。
悪化しないためのケアも
まだ学会でも効果を模索している段階なので「これ！」というものはないようです。
東大病院でもこの学会での発表から、
退院時のリンパマッサージ指導はなくなりました。
リンパ浮腫の説明はもちろんあります。
なので、私が行っている
弾性ストッキングやリンパドレナージは
「治療」ということで行っています。
ややこしいですね
画像をお借りして、
リンパ浮腫のステージを見てみます。
私は1期です。
放射線治療を受けた方の方が
リンパ浮腫が悪化する確率が高いようです。
そして、
足からの感染で蜂窩織炎という
合併症を起こすと
このようにリンパ浮腫が悪化する危険性があるので、
日頃からケア大事！という根拠はここからきています。
リンパ浮腫が悪化してしまうと、
元の足の細さに戻ることは
かなり難しく、
見た目への影響もあります。
私はリンパ浮腫を発症した頃に
術前の体型と違ってしまったことに
かなりショックで女性性を失った感覚になりました
そのくらい
人によってはリンパ浮腫はこわいものです。治らないのが一番怖い(ﾟｰÅ)
なので、
私が左足の痛みで
リンパ浮腫怖いー( ﾉД`)と思っているのは
こういう理由なのでした。
幸いわが町すみだは
相撲の街。
力士がたくさんいるので
整形外科もたくさんあります
この左足をしっかり治したいのですが、
整形外科＝リンパ浮腫に精通しているわけではないので、
←むしろスポーツでの外傷がつよい病院ぞろいかも
自分の知識をしっかり持っておきたいものです。