【熱が上がったり下がったりする時のレメディ】 | おかあさんとこどものための自然療法ホメオパシー「一粒で笑顔に」

おかあさんとこどものための自然療法ホメオパシー「一粒で笑顔に」

クラシカルホメオパシーのホメオパス・今井美香子のブログ。英国、米国、シンガポールで暮らし、三人の子どもを育てて来た豊富な育児経験から、
家庭で手軽に使える自然療法をご紹介します。健やかな時も病気の時も、笑顔で我が子を見守りたいおかあさんのために!



先週あたりから体調を崩す方が増えてきているようです。

日本は急に寒くなったり暖かくなったりという不順な気候で、
そのせいかなと思いますが、

常夏のシンガポールでもこの時期に風邪をひかれる方が多いのはどうしてなのでしょう。

昨日出張から帰ってきたオットも家に着くや否や風邪でダウンしました。

日本人の遺伝子がこの時期に風邪をひくようになっている?!

まさか~(苦笑)。



一粒のレメディでご家族みんなを笑顔に!
クラシカルホメオパシーのホメオパス今井美香子です。



お子さんが熱を出した、あるいは嘔吐や下痢が止まらない時にはどのレメディがいいですかといったご相談も多くなりました。




今日は”上がったり下がったり”を繰り返すしつこい熱のある時に使えるレメディをご紹介します。


子どもはポーンと高熱が出やすいもの。
お手当をして下がったと思ったら、しばらくしてまた熱が上がるということがよくあります。


風邪をひいたなと思ったらこれ→アコナイト

高熱が出て顔が真っ赤、目もトロンと潤んでいるこれ→ベラドンナ


というのは風邪の時のレメディ使いの”王道”ですが、

ベラドンナを摂った後にいったん熱が下がったもののまた上がるという場合には


ベラドンナ 再び高熱が出た時に、顔が赤い、目が潤んでいる、熱は午後や夜間に上がる、寒気を伴う

アント・タート 上がったり下がったりする熱が長く続く、疲れることで悪化する

ブライオニア 熱は午後9~12時頃にピークに、動いたり食事をすると悪化する

カルク・カーブ 夜、熱と寒気が交互に、からだを覆っていないと寒気を覚える

チャイナ 午後、熱と寒気が交互にある、熱が毎日同じ時間に上がる、熱は動くことで悪化するが食事をするとよくなる、疲れると悪化、からだを覆わないと震えることもある

フェラム・フォス 炎症の初期に、熱は高く皮膚が熱く乾燥している、顔が赤い

ジェルセミウム まぶたが重くて目を開けにくい、寒気がする、吐き気及び嘔吐を伴うこともある、午後に再び熱が上がる

ヘパ・サルフ 午後4時頃から熱が上がり始め夜通し続く、寒気がある

イペカク 熱に吐き気や嘔吐を伴う時に

ラケシス 午後10時頃に発熱し、時々寒気を伴って午前4時くらいまで続く、からだを覆わないことによってあるいは食後に悪化する、午後2時頃に再度熱が上がり背中の痛みを伴う場合もある

ライコポディウム 午後4~8時頃に熱が出ることが多い、頬に赤い部分ができる、午後や夜間に熱を繰り返す、食後に悪化する

マーキュリー 夜間にベッドから飛び出るような熱が出る、しかしベッドから出ると悪化する、疲れると悪化する、寒気を伴う、夜間に熱を繰り返す

ヌクス・ボミカ 発熱に背中の痛みを伴う、熱を繰り返すと共にお腹の症状がある、午後や夜間に熱を繰り返しやすい、食後や疲れることで悪化する、寒気を伴う

フォスフォラス 午後8時頃に発熱する、一晩中冷水を欲し水を飲むと楽になる、食後に悪化

プルサティーラ 寒気が先にあり、それから発熱する、午後2時頃に発熱することが多い、温かい部屋で悪化する、ノドはほとんど渇かない、食欲はなくなり、下痢に粘液が混じることがある、からだを洗うことで悪化する

ルス・トクス 熱と共にひどい寒気がある、からだを覆わないと寒気は悪化する、午後6時頃に熱が出て一晩中続く、朝再び熱が上がる

サルファー 熱と寒気が交互にある、午後遅くから夜にかけて発熱し朝方再び上がる、温かい部屋や衣服で温まると悪化する、からだを洗うと悪化する

ヴェラトラム 熱と発汗が交互にある、ベッドから出ると熱が出る、朝に再び熱が上がる

もちろんベラドンナを使っていなくても上がったり下がったりを繰り返す熱に上記のレメディは使えます。



こ~んなにたくさんあって選ぶのが大変!
と思われるかもしれませんが、

実は、これ以外にもレメディはあるのです

上記はその中でも比較的入手しやすいレメディを選びました。




しかし、ポイントさえわかれば、レメディ選びもそれほど大変ではありません。


合っているレメディを選ぶにはやはりよく観察することが大事!


レメディ選びのポイントは、
・熱の出る(上がる)時間帯はいつか
・何をすることで悪化(好転)するのか
・ノドは渇くか
・汗はかくか



↑に注意してみてください。


レメディの選択に迷ったら、お近くのホメオパシー専門家(ホメオパス)に聞くのもよいでしょう。



”過ぎたるはおよばざるがごとし”ですが、
「目をかける」ことや「手をかける」ことは愛情の証♡


ご自分の家族やお子さんの健康は
まずお母さんやお父さん自身がご家族やお子さんをよく見てあげることから始まります。


繰り返すうちに観察のポイントが身に付いてきてレメディ選びも楽になりますおっけぇ~い。


まずはよく見ることから始めてみてください。