まぁ、「#旅の思い出を語りたい」から長年(と言って良いと思う。来年で前身のブログから10周年です!)このようなブログを書いているわけですが…。


亡き夫と旅に出るようになって20年超。

夫婦の歴史は旅の歴史ともリンクしているので夫婦の歴史が止まってしまった今、私の旅をする力も萎えて萎んでしまっている状態です。


本当は旅に行きたい。


旅をしていろんな人やもの(楽しいもの、綺麗なもの、美味しいもの…)に出会い、その事をこのブログに綴りたい。


しかし、いろんな事がごたごたして片付かない今、例え一泊であっても家を空ける気になれないのです。


私たち夫婦の思い出が詰まったわが家。

たった一夜留守にするだけで今の私の心のように、廃墟みたくボロボロになってしまいそうでとても怖い。


だけど、その怖さを乗り越えないといけないし、絶対に乗り越えてまた旅に出てやる!と思ってはいます。

それぐらい強い自分に早くなりたい。


次に私が旅に出る時、どんな事を感じ、何を見て、そして旅について何を書くのでしょう?


私は旅について書き続けたい。

書いている瞬間瞬間がとても幸せだからです。


旅をしている最中には決して快適な事ばかりではなく、時に思わぬトラブルに見舞われたり、「信じられへん!」と憤る事もあります。


↑美しい旅先の名所にまつわるエピソードも楽しいものばかりではなく…。

しかし、やっぱり長年旅人たちを魅了してきた光景にはうっとりしてしまうのでした。



ただ、そんなトラブルも文章にする時には「あれはあれで笑えたな」と思えるし、大抵は現地で体験する1つ1つの事が愛おしく、心が芯から温まるような優しさで満たされるのです。


↑初めての台湾旅行では台湾の人たちの温かさに触れ、夫婦で「すごいな、台湾!」と一気に虜になった私たち。

その後台湾のいろんなエリアを旅してますます台湾を大好きになりました。


旅先でのいろいろな経験や感情を元にした「滞在記」なるものを旅毎に残している私。

自分自身でその滞在記を読んで「やっぱり旅が好きだなぁ」と泣きたいぐらいに旅に出たくなっています。

その気持ちはまさに「渇望」かも知れません。



あの日以来、つい読んでしまうのはたった4ヶ月前に出かけた夫との最後の旅について書いた釜山滞在記です。


「あの時夫はどんな表情をしていたんだろう」

「大好きな釜山をどんな気持ちで歩いていたんだろう」


…そんな事ばかりが思い浮かびますが、私にとっては本当に楽しい旅であった事は確か。





あまり2人で写真を撮ったりはしませんでしたが、私たちの旅の思い出は滞在記にもしっかり詰まっていると泣きたいぐらいに信じてます。